車のグローボックスから水が漏れている原因と対策
車を運転しているとき、助手席の地面が水で濡れている経験はありませんか?
エアコンをONにしている時に水が漏れ出していれば、エアコンから排水された水だと考えられます。
助手席の前のグローブボックス内側に、エアコンの排水ホースが備わっています。排水がうまくいっていないと、そこから漏れている場合があります。
何の液体か漏れているか確認する
車にはエンジンオイルや冷却水など、たくさんの液体が使われています。液体によっては深刻な故障は発生していることになりますので、注意が必要です。
助手席を濡らしている液体の臭いや色を見て判断しましょう。水であれば故障の状態も軽く比較的簡単に修理できます。
液体が水以外の場合は以下のページをご参照ください。
水漏れの原因はエアコンのドレインホース
出典:JA8JPOのブログ
グローボックスを取り外すと、エアコンのフィルター近くにドレインホースが付います。ドレインホースは直径7mmほどのホースで、エアコンから排出された結露を外のエンジンルーム側へ排出する役目を担っています。
このホースが外れてしまったり、詰まったりすると結露が外に排出できずに漏れ出してしまいます。漏れだした結果、グローブボックスからボタボタと落ちて助手席がびっしょりと濡れてしまいます。
ドレインホースが詰まる原因と対策
葉っぱなどゴミが詰まった
ドレインホース詰まる理由はまちまちですが、ホース内に葉っぱやゴミが入り込み詰まるケースがあります。入り込んだ場合はゴミを取り除くことで正常に水が流れるようになります。
ホースがねじれている
ねじれがあると、物理的にホースの穴が小さくなるため漏れが発生します。ねじれている場合は元の正常な状態に戻すことで漏れが解決できます。
ホースの直径が短い
その他の原因でよくあるのが、ドレインホース自体の穴が小さいために水が溢れかえってしまうケースです。この場合は穴を広げるか、代替のドレインホースに交換することで解決します。交換の費用は工賃込みで1万円~2万円程度になります。
エアコンから水が出る理由
エアコンで冷房を使用するときは、冷却用の熱交換器(エバポレータ)で冷気を作り出しています。その際に除湿された水がでます。原理は家庭用のエアコンと同じで、室外機からホースで水が排出されるのと同じです。