走行中にガソリン臭がしたときの原因と対処法
走行中の車内にガソリンの臭いがした場合、原因がいくつか考えられます。最悪のケースでは、ガソリンが漏れている可能性が考えられますので、早急に原因を見つけて対処する必要があります。
ガソリン臭がする個所を見つける
- 燃料タンク付近からの臭い
- エンジンルーム内部からの臭い
ガソリンの臭いが発生する個所は主に「燃料タンク」か「エンジンルーム」かのいづれかになります。走行中の車内に臭いがしてきたときは、どこから臭うのか判断するのは困難です。安全な場所に車を停止してから臭いの元を見つけましょう。
万が一、ガソリンが漏れていた場合、エンジン内部やマフラーなど高温になる部分から引火する恐れもあります。車の性能が上がっているため、そう簡単にガソリンが漏れる心配は無いように思えますが、実はガソリン漏れが原因の火災事故は頻繁に起きています。
2010年の統計(参考:平成 23 年度版 消防白書)では約6千件発生しており、放火に次いで2番目に多い火災原因となっています。
燃料タンク付近からの臭う原因
ガソリンの臭がしたときの発生源は、「燃料タンク付近」であることがほとんどです。
原因として考えられるのは。燃料タンクの破損による漏れが発生している場合と、排気ガス規制装置(キャニスター)が原因の場合の2つがあげられます。
燃料タンクの破損
燃料タンクの破損は、タンク内部の底に水が溜まることで、サビが発生し穴が開くことが原因として考えられます。
これは燃料タンクが鉄製である場合に起きるケースですが、近年の車は鉄ではなく合成樹脂製を採用しています。そのため、サビによる穴あきはまずあり得ないと考えられます。
漏れているかを確認するには、路面にガソリンが不着していないかを調べるのがカンタンな方法です。あるいは車の底を目視で確認することで発見することができます。
キャニスターの処理能力不足
キャニスター(排ガス規制装置)は、気化したガソリンを大気中に直接放出しないようにするための装置です。この装置は燃料タンク内で気化したガソリンを吸引し、走行中に再び燃料に戻す役割をしています。また、無害化させたガスを外気に放出する役目を担っています。
キャニスターは無害化したガスを放出しますが、処理能力が追い付かない場合はガソリンを放出してしまうことがあります。
放出される口はエンジンルーム側を向いているケースが多いので、充満したガソリン臭がエアコンを通して車内に放出されてしまうことがあります。
キャニスターの処理能力が追い付かない原因
最も多い原因は、ガソリンの入れすぎた場合です。ガソリンを目いっぱい給油した時、キャニスターへガソリンが流れてしまうことがあります。流れてしまうと目詰まりを起こすために処理能力が十分に発揮されずにガソリンが放出されてしまいます。
また、稀なケースとしてキャニスターが破損したり亀裂がはいることで処理能力が低下することが原因の場合もあります。この場合は交換が必要になります。費用は部品代を含めておよそ1万円程度になります。
エンジンルーム内部からの臭い
エンジンルームからガソリンが臭う原因として、上述のキャニスターから放出された臭いも考えられます。キャニスターからの臭いはある程度時間が経つと消えてしまいますが、臭いが取れないとなると、別の場所から漏れている可能性が疑われます。
考えられる原因は、燃料ホースやインジェクターのホースが亀裂や破損により漏れていることが考えられます。
あるいは、ホースのジョイントを固定するためのカシメのゴム部分が劣化することにより緩むことがあります。この場合も緩んだ個所からガソリンが漏れてしまいます。
原因はわからず対処できない場合はディーラーへ直行
ガソリンの漏れによる車両火災が頻繁に発生していることからも分かる通り、ガソリンが漏れている状態は非常に危険な状態です。
ガソリンは引火しやすいため、エンジンルームやマフラーなど高温な個所に付着あるいは気化すると火災の原因になります。
ガソリンの臭いがしたときは、できるだけ早くディーラーや整備工場で修理を依頼しましょう。
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