オーバーヒートを起こしてしまったときの対処方法

オーバーヒートとは、エンジンを冷やす水温が異常な高温になった状態のことを言います。

水温が異常になると、ダッシュボードのメータパネル上に警告灯が表示されます。

警告灯が表示されたときは、すみやかに車を停止する必要があります。

オーバーヒートになる原因

オーバーヒートになる最も多いケースは、夏の渋滞でノロノロ運転をしている時ですね。

冷却水は走行時の風を利用して冷却しています。風を受けられない渋滞が長く続きエアコンを使用し続けると…水温が上昇しオーバーヒートになってしまいます。

他にも冷却系の部品が故障していることも考えられます。車はオーバーヒートにならないよう自動で温度管理をしています。

⇒オーバーヒートを起こす4つの原因と対処方法

オーバーヒートとは１００℃を超える状態を指します。

オーバーヒートの対処方法

オーバーヒートになった場合は、すみやかに走行をやめて停止しましょう。

１．エンジンをかけたままエンジンルームを開けて熱を逃がす

エンジンを停止してしまうと冷却水が循環できないため一気にオーバーヒートが悪化する可能性があります。

エアコンをオフにしてエンジンをかけた状態のままボンネットを開けましょう。

ボンネットやエンジンルームは非常に高温になっています。開ける時は火傷に気を付けましょう。

２．冷却水の量を確認する

冷却水の量は適正か確認しましょう。冷却水が異常に足りない時は漏れている可能性が考えられます。

エンジンルームから甘い香りがした場合は漏れている可能性が高くなります。

冷却水は漏れている場合は、すみやかにエンジンを停止し自然冷却させましょう。

３．冷却ファンが回っているか確認する

車は自然の風で冷却水を冷やせない時、冷却ファンが作動して人工的な風をつくり冷却水を冷やしています。

冷却ファンが回っているか確認しましょう。

冷却ファンが回っていない時は故障が考えられます。すみやかにエンジンを停止し自然冷却させます。

４．水温が下がらない時は救援を呼ぶ

冷却水が漏れて漏れて漏れていたり冷却ファンが回っていない状態で走行を続けることは非常に危険です。

また、走行停止後に水温が下がっても、また走行時に水温が上昇してしまう時は、サーモスタットやモーターなどの部品が故障していることが考えられます。

水温が上昇したまま走行を続けるとエンジンが破損する重大な故障につながります。

すみやかに救援を呼び整備工場で点検を受けましょう。

救援車を呼ぶ

遠方に出かけているときなど近くに助けを呼べる救援者がいない時は、ロードサービスを利用することをお勧めします。

最近の自動車保険はロードサービスを付帯していることが多いので契約内容を確認してみましょう。

保険会社のロードサービスは、無料の付帯サービスになっているのがほとんどです。利用しても等級に影響がないので安心です。

自動車保険にロードサービスが無い場合、最も頼りになるのがJAFです。ＪＡＦは民間のロードサービス会社で全国24時間対応してくれるのが安心です。

JAFの会員であれば無料で対応してくれますが、非会員でも有料で対応してくれます。

費用は12,880円～になります。

ＪＡＦコールセンター：
0570-00-8139（24時間通話可）

修理費が高い場合は乗り換えも検討する

年式が高い車や走行距離が多い車は故障する確率が高くなります。修理費が高いと直すべきか悩みますよね…。

修理して乗り続けるのはコスパも良いですが、場合によっては売却して乗り換えたほうがお得なことも。

中古車は年式が1日でも低ければ低いほど査定に有利な傾向があります。少しでも「売りろうかな…」とおもったら、無料の一括査定の申込みも視野に入れましょう。

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