オーバーヒートを起こす4つの原因と対処方法
- 「H]の水温警告灯が点灯した
- エンジンから水蒸気が立ち上ってきた
- エンジンから「キーキー」異音が聞こえる
ドライブ中にこの症状が出たら、オーバーヒートの可能性が高いです。
オーバーヒートを放っておくと、エンジンが破損し大事故につながる可能性があります。安全な場所で停車しエンジンを止めましょう。
今回はオーバーヒートの対処方法を開設します。
オーバーヒートとは?
オーバーヒートとは、エンジン内部の正常な「温度」が超えてしまった状態のことをいいます。
エンジン内部の燃料室は900℃に達するため、熱すぎるとエンジンが壊れてしまいます。
壊れないよう冷却水を循環させてエンジンの温度が上がらないようシステム的に調整しています。
本来であれば冷却システムで温度が一定に保たれますが、何らかの原因でシステムに不具合が起きることで温度が上がり、オーバーヒートが起こります。
オーバーヒートを起こすと、水温計が急に上がりだします。
水温があがると、パネルに「H]の水温警告灯が点灯します。
オーバーヒートの場合は他の故障と違って水温が上がるだけなので急にに動かなくなることはありません。
オーバーヒートを起こしたら直ぐに停車する
オーバーヒートの状態で走行を続けると、エンジンが破損する重大な故障につながります。
オーバーヒートを起こした時は、まず安全な場所で停車しましょう。
そして次の2つを行います。
- 冷却水が残っているならエンジンをつけたままにして冷却させる
- ボンネットを開けて熱を逃がす
冷却水が無い、あるいは不明なときはエンジンを停止させましょう。
冷却水は高温になっているのでキャップを開けるのは厳禁です。
また、エンジンルームも高温になっているので水をかけたりすると水蒸気が立ち上がり危険なので厳禁です。
エンジンが冷却すれば再度走行はできますが、エンジンの状況が不明であったりわからないときは、ロードサービスを呼びましょう。
(自動車保険のロードサービスを利用すれば無料で救援してくれます)
オーバーヒートを起こす4つの原因
オーバーヒートを起こす原因は主に次の4つになります。
- 冷却水が漏れて不足している
- ウォーターポンプの故障
- 冷却用電動ファンの故障
- サーモメーターやサーモスタットの故障
オーバーヒートを起こした場合、エンジンを止めていれば自然と温度が下がるため正常に動かせます。
ただし、原因を解決しないと再びオーバーヒートになります。
1.冷却水が漏れて不足している
冷却水は、エンジンを温度を冷やすために「ホース→ウオーターポンプ→ラジエター本体」を循環しています。
特にホースはゴム製なので、劣化しやすく自然と亀裂や破損が入り、漏れだすことがあります。
漏れている時は漏れ出している個所を交換して対処しましょう。
なお、冷却水は誤飲を防ぐために色がカラフル色素を使用しています。
色が付着している個所を見つければ漏れ出している個所を見つけやすくなります。
また冷却水は独特な甘い香りがするため、エンジンルームから臭いがしたら漏れている可能性が高いでしょう。
冷却水が足りない時に真水を入れる人がいますが、真水を入れてはいけません。
真水を入れることで内部に錆が発生する原因となり重大な故障につながりかねません。
また、寒冷地などで凍った時に真水が膨張して破裂してしまうことがあります。
2.ウォーターポンプの故障
ウォーターポンプは冷却水を循環させるための装置です。
ウォーターポンプが故障する原因で最も多いのが経年劣化。
特にシャフト部分のシールの劣化により冷却水が漏れることが多くあります。
ウォーターポンプは10年、10万キロで交換が目安になります。
交換費用は工賃込みで1万円~2万円程度。
また、一般的な車種はウォーターポンプをファンベルトで回すタイプが主流です。
ファンベルトも劣化により外れたり切れたりするため、交換が必要になります。
(ベルトに不具合があるとオルタネータが発電できなくなるトラブルも発生します)
3.冷却用電動ファンの故障
低速走行時や渋滞にはまると速度が出せないため、風を受けて冷却するラジエターを冷やすことができません。
そこで冷却用電動ファンが回ることで人工的に風をつくりラジエターを冷やしています。
冷却用電動ファンが故障すると風を作ることができないため、走行していない時は特にオーバーヒートを起こす原因となります。
冷却用電動ファンの交換費用はは2万円~が目安です。
4.サーモメーターやサーモスタットの故障
サーモスタットは、冷却水の温度を一定に保つための装置です。
サーモスタットが故障すると、冷却水を一定に保てずオーバーヒートの原因になります。
サーモスタットの故障は、新品と交換することで解決します。
新品の交換はおよそ7千円~1万円程度になります。
サーモメーター(水温計)の故障は稀に発生するトラブルです。
エンジンをかけたときや走行中でメーターがピクリとも動かない場合は故障していることが疑われます。
気になったらまずはディーラや整備工場へ相談しましょう。
修理費が高い場合は乗り換えも検討する
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