走行中に足回りから「ゴトゴト」音がする５つの原因と対処法

デコボコな道路を走行したとき、足回りから「コトコト」や「ゴトゴト」と音がしますか？

音の原因は、サスペンションなど足回りの消耗品が劣化している可能性が考えられます。

原因の部品と修理方法をご紹介します。

※足回りの構造は車種により異なります。音だけで原因を判断するのが難しいため、正確な検査はディーラーや整備工場に依頼しましょう。

１）ショックアブソーバーのヘタリ

出典：タイヤマーケット

ショックアブソーバーは、サスペンションが衝撃を吸収するときの伸縮をサポートする部品です。

ショックアブソーバーが劣化し機能しなくなると、サスペンションの伸縮を抑えることができないため衝撃時に音が出ます。

ショックアブソーバーの交換費用は、車種により異なりますが、工賃込みで5千円～2万円程度が相場。

ちなみにショックアブソーバーが劣化するとフワフワした乗り心地になります。フワフワ感じたときは、ショックアブソーバの劣化を疑いましょう。

ショックアブソーバーの交換は5万キロ毎が目安

ショックアブソーバは内部にオイルが入っており、オイルの抵抗を利用して伸縮しています。

オイルは年式の古い車や使用環境によって、徐々に減っていきます。減ると機能が失われるため寿命を迎えます。

ショックアブソーバの交換時期の目安は、走行距離5万kｍが目安です。

２）アッパーマウントの劣化

出典：http://chiebukuro.yahoo.co.jp/

アッパーマウントとは、前述のショックアブソーバーと、ボディ側の取り付け部品です。

ゴムブッシュを用いて路面からの振動などを吸収する役目を担っています。

アッパーマウントが劣化すると、衝撃を吸収しきれないため異音が出ます。

アッパーマウントはゴム製なので、経年劣化してしまう部品です。交換費用は3万円～5万円が目安になります。

３）ブッシュ類のヘタリ

出典：http://www.do-blog.jp/

ブッシュとは、車体とサスペンションをつなぐゴム製品です。衝撃を緩和する役目を担っています。

サスペンションは、路面のデコボコや発進停止の前後運動、カーブを曲がるときの遠心力を吸収しています。

ブッシュが劣化すると、サスペンションの衝撃が直に車体へ伝わります。

異音が出るばかりでなく、金属疲労がおきてダメージが大きくなります。

ブッシュはあまり交換する部品ではありませんが、ゴム製のため劣化は避けられません。

走行距離が10万kｍを超える場合は、交換の目安になります。

また、貨物車など過酷な条件下で走行を続けた場合は劣化も早いため、交換の周期が一般よりも短くなります。

ブッシュの交換費用は工賃込みで2万円～5万円が相場です。

４）コネクティングロッドの緩み

サスペンションアームとスタビライザーを繋いでいる「コネクティングロッド」（スタビライザーコネクティングロッド）が緩いんでいると、異音が出ることがあります。

コネクティングロッドはつなぎ部分がゴム製なので、経年劣化します。修理は交換が一般的。交換費用は2万円～3万円が目安です。

５）マフラーリング（吊りゴム）の劣化

出典：http://www.tanida-web.co.jp/

マフラーリングはマフラーと車体をつなぐための部品。ゴム製なので劣化すると、弾力がなりマフラーの振動を吸収しきれなくなってしまいます。

マフラーリンクは走行距離10万ｋｍを超えると交換の目安になりますので交換をお勧めします。

修理費が高い場合は乗り換えも検討する

年式が高い車や走行距離が多い車は故障する確率が高くなります。修理費が高いと直すべきか悩みますよね…。

修理して乗り続けるのはコスパも良いですが、場合によっては売却して乗り換えたほうがお得なことも。

中古車は年式が1日でも低ければ低いほど査定に有利な傾向があります。少しでも「売りろうかな…」とおもったら、無料の一括査定の申込みも視野に入れましょう。

もし満足のいく査定額でなくても無理して売る必要はありませんしね。何より無料なので試してみる価値があります。