ブレーキの効きが悪くなった!6つの原因と対処方法
<引用:https://www.bimmerboost.com/>
いままでABS搭載の車に乗ったことの無かった人が、ABS搭載の車に乗るとブレーキの効きが悪いと感じることがあります。
しかし、ABS以外の理由で急にブレーキの効きが悪くなったと感じたら、ブレーキシステムの異常が考えられます。
ブレーキシステムは車の制動力をコントロールする安全上最も重要なシステムです。
少しでも「おかしい」と感じたら、できるだけ早くディーラや整備工場へ検査を依頼することをお勧めします。
ブレーキが効かなくなる原因
よくあるブレーキシステムの不具合をご紹介します。
なおブレーキシステムの不具合は、複数の原因が混合していることもありますので整備士に検査をしてもらいましょう。
1.ブレーキオイルに空気が混入している
ブレーキは油圧で制御されています。油圧はブレーキオイル(ブレーキフルード)と呼ばれています。
オイルが不足した状態で走行を続けたり、オイル交換時の「エア抜き」が十分できていない場合に空気が混入してしまうことがあります。
空気が混入するとオイル圧力が加わり気泡が発生します。
気泡が発生するとブレーキペダルを踏んだときに気泡の圧縮に油圧がかかるため、効きが悪くなってしまいます。
気泡が混入してブレーキが効かない状態は「ペーパーロック現象」と呼ばれ大変危険な状態です。
空気を抜くことで解消しますので、ディーラーや整備工場に依頼しましょう。
なお、ブレーキオイルの交換はDIYでも法的に問題はありませんが、エア抜き作業は繊細な微調整が必要になります。
十分な設備と技術に自信のない場合はディーラーや整備工場へ依頼することを強くお勧めします。
2.ブレーキオイルの劣化
ブレーキをかけるとブレーキオイルに強い圧力が加わります。
圧力によりオイルが高温になりますが、走行状況によっては温度が200度を超えることがあります。
ブレーキオイルが高温になり沸騰してしまうと気泡が混入してしまいます。
ブレーキオイルの性能は「沸騰をしない」ことが要求されます。
一般的なブレーキオイルは湿気を吸いやすい成分でできています。
そのため長年ブレーキオイルを交換しないで使用すると酸化し、オイルに水分を含むようになります。
ブレーキオイルに水分を含まれると沸点が下がってしまうため、沸騰しやすくなるのです。
ブレーキオイルが古い場合は、早急に交換が必要です。
ペーパーロック現象を起こさないためにも、2年に1回の車検のタイミングは最低交換するようにしましょう。
3.ブレーキパッドの残量が少ない
ブレーキパッドは走行距離3万km~4万kmで交換するのが目安となっていますが、普段よくブレーキを使う場合は、減りが早い場合があります。
ブレーキパッドの減り具合の確認は車のデザイン上、外からではわかりにくいケースがほとんどです。チェックするにはタイヤをはずす必要があります。
なお、ブレーキパッドから「キーキー」と音が出ているならば交換時期と言えるでしょう。
4.ブレーキロータの波打ち
走行中にブレーキを踏むとピクピク振動する場合や減速がカクカクするときは、ブレーキロータの波打ちが原因と考えられます。
ブレーキロータの表面が波打っているとブレーキパッドとしっかり密着しないためにブレーキの効きが悪くなります。
ブレーキロータの交換時期は、フロントブレーキで10万km、リアブレーキで15万kmが目安になります。
しかし、ロータの表面の被膜がもともと均一でなかったなどの不具合があると早い段階で波打ちが起きてしまうこともあります。
ロータの波打ちは研磨することで解消しますが、ロータの厚みが足りない場合は新品の交換が必要になります。
5.ブレーキキャリパーのピストンの不具合
ディスクブレーキの場合、ブレーキパットがディスク(金属の円盤)を挟むことで「ブレーキの効く」構造になっています。
ブレーキキャリパーは油圧で制御されたピストンで、ブレーキを踏むとピストンが押されてブレーキパッドを挟む役割を担っています。
ピストンに汚れや劣化があると固着し動きが鈍くなり、ブレーキの効きが悪くなる原因となります。
また、油圧などに含む水分が原因で錆が発生することで正常に作動しないこともあります。
ブレーキキャリパーが汚れたり錆が発生した場合はオーバーホールが必要になります。
6.フェード現象が起きている
重量のある積み荷トラックに多いトラブルですが、下り坂でブレーキを長い時間多用しすぎると、ブレーキパッドの耐熱温度を超えてしまい、摩擦が効かなくなる…これをフェード現象と言います。
フェード現象が起きる原因は、ブレーキパッドに含まれる摩擦材(ゴムや樹脂)が高熱で分解されガス化し、ブレーキローターに入り込んみ滑りやすくなるためです。
なお、フェード現状が起きた状態で、さらにブレーキを使い続けると、「ペーパーロック現状」が起きて完全にブレーキが効かない状態になり危険です。
「ブレーキの効きが悪いな」と感じたら無理に走行するのを止めて、安全な場所へ停止しましょう。
また、走行するときはブレーキを多用を避けて、エンジンブレーキを利用するように心がけることが大切です。
ブレーキの検査は早急に行うことが大切
ブレーキが効かない主な原因を5つご紹介しましたが、他にもマスターシリンダーのオイル漏れやブレーキブースターの不具合、ブレーキパイプの破損など考えられる原因はたくさんあります。
不具合の箇所によっては、ある日突然にブレーキが効かなくなることもあります。ブレーキが効かない予兆を感じたら、できるだけ早くディーラーや整備工場へ検査を依頼しましょう。
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