相場を知って有利に車を売却する！

公開日：2015年08月30日更新日：2023年02月1日[相場, 車の査定]

中古車市場では車種、グレード、年式、走行距離によって大まかな価格表があり毎月更新されています。売却するときの査定では、査定士が車の傷やヘコミ、エンジンの状態などの現物の状態をみて査定額を出しています。

「買取専門店によって査定価格にどれくらいの差が出るか？」でご紹介のとおり、査定額は買取会社によって差があります。

買取会社は「買取」で儲けを出して営業してますので、営業するための広告宣伝費や輸送費、人件費などを換算したうえで査定額を出すため会社規模や買取の特性によって差が生じるためです。

買取会社は買い取った車を中古車販売業者向けのオートオークションへ出品し転売します。つまりオートオークションでいくらで売れるかを知れば、査定額がぼったくりか良心的かの判断ができるのです。

前置きが長くなりましたが、つまるところ自分の車が市場でどれくらいの価値があるかを知っていると交渉で有利になるというお話です。

オートオークションの相場の調べ方

オートオークションは業者向けの取引なので一般には公開していません。しかしオートオークション代行なるサービスがあり、サイトでおおまかな相場検索ができます。サイトは主に中古車相場検索（オークサポート）と相場情報（グッバイマージン）が有名ですが、今回は前者のサイトでの検索方法をご紹介します。

メーカー、年式、色、車検など詳細仕様も指定することができます。

ずらずらっと相場リストが出てきます。もし車種の情報を細かく指定しすぎて該当車種が出てこなかったら、車種と年式だけで検索するとヒットするかとおもいます。（ここではあくまで相場感をつかめればＯＫです。）

評価の項目で「きれい」や「普通」、「修復歴あり」などと書かれていますが、この項目が個々の車の状態を表しており、査定額に差がでてくるポイントです。実際の査定では車の状態で良しあしが算出さるので、ぴったりこの金額になるとは言えませんが、相場感をつかむことができるとおもいます。

買取会社はオートオークションに出品し売却することで儲けを出しています。もしこのオートオークションで入札される金額と同等の査定額だと、儲けは0円になってしまいます。なので、査定額とはオートオークションの相場にいくら儲けを上乗せするかで決まります。

いくら儲けを乗せるかは、買取会社の規模や方針または人気車種かどうかで大きく変わってきます。

冒頭でも説明しましたが、買取会社の儲けの中に、広告宣伝費や輸送費、人件費などの営業活動費が含まれています。会社規模が大きいところだと資本力もあり査定額も高くなるのでは？と思うかもしれませんが一概にそうは言えません。

会社規模が多きということはそれだけ広告宣伝費や人件費、オフィス経費などが高くなるためそれだけのコスト分を儲けに上乗せしなくてはいけません。その場合、査定額は低くなってしまいます。

資本力をもって買取を強化している車種がときたまあります。それは季節などにより需要が高くなる車種を仕入れて儲けを出したいときや、儲けが少なくても大量に仕入れることで「薄利多売」を行うときなどです。この場合は
査定額もかなり良い条件になることがあります。