燃費の良し悪しで車の査定評価は変わるのか?
少し前まで燃費の良い車といえばハイブリッドカーのプリウスが頭角を現してましたが、いまでは各メーカーがしのぎを削ってエコカーを販売しています。リッターも30kmオーバーが当たり前になってきました。2015年現在はスズキのアルトがJOC08モードでなんとリッター37kmを達成しています。しかもハイブリッドカーではないというから驚きです。
車の維持費でもっとも負担なのはガソリン代かとおもいます。毎月かかるコストなので、できるだけ燃費の良い車に乗れば家計も助かります。家計の見方のエコカーは売却したときの最低評価に有利になるのでしょうか?
買取査定では「燃費」の良し悪しは評価されない
査定をする査定士は、日本査定協会(JAAI)が定める査定基準をもとに評価を行います。
査定の時に以下のカーチェックシートを用いて査定をおこないます。
2.仕様欄→形状やミッションの種類
3.転記欄→検査証の内容などの情報
4.車両図欄→外装の状態
5.重点項目チェック欄→修復歴など
6.内装シート欄→室内の状況
7.車両本体欄→内外装と機能の状態
8.タイヤ・ホイール欄→種類やサイズ
9.商品価値欄→走行キロや書類の有無
10.装備品欄→有無と状態
11.価格計算欄→加減点集計と査定価格
査定は、車の車種、グレード、走行距離、外装や内装の傷やヘコミを主に評価します。残念ながら、燃費の良し悪しは査定で評価対象ではいのです。
※査定表(カーチェックシート)の詳細は「車の査定表の見方」をあわせてご参照ください。
ただし燃費の良い車は自然と評価される
査定では燃費の評価はありませんが、燃費が良い条件は「家計に直結すること」なので必然的に人気車種になります。
例えば軽自動車が代表的で、「軽自動車が乗用車より高く売れる理由とは?」で説明している通り、軽自動車が高く評価されるのは燃費を含む維持費が安いからです。
中古車というのは、評価額が日々下落しています。下落する比率は人気車種かどうかで大きく変わってきます。軽自動車の場合、乗用車と比べて下落率が低く、査定評価が安定しています。
査定では「燃費」は評価されませんが、車種の「人気」が評価されるため、直接的ではなく間接的にエコカーは査定に有利であると言えます。
エコカーでも思った以上に燃費が良くない?
ハイブリッドカーなどは乗用車と比べて格段に燃費がよいことは言うまででもありません。最近はガソリン車自体の燃費向上してますし、欧州で人気のディーゼルエンジンも普及しつつあります。
ただ、通常の車と比べて環境性能の良い車は高性能なので車両価格が高めのことが多いかとおもいます。
「車両価格が高かった分は維持費で元をとろう!」と誰もがおもうかもしれませんが、実際走行してみると思いのほか燃費が良くなくてがっかりする人も多くいます。
理由はメーカーが公表する燃費が普段使いを想定していないことが要因のひとつです。
車のカタログで燃費が明記されているころに「10・15モード」や「JCO08モード」とかかれています。
10・15モードは市街地や郊外を想定した燃費で、いわば街乗りの低速でノロノロ運転し燃料をガツガツつかう走行を想定していません。そのため街乗りの人ほど10・15モードとのギャップが生まれます。
さすがにギャップが大きいため2011年からJCO08モードを採用しだいぶ普段使いに近い燃費になりました。
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