相続した車を廃車にするときに必要な書類とポイント
所有者が故人名義の車を廃車(永久抹消)にするときは、相続する方全員の同意が必要になります。
同意をもらうことができれば、廃車の手続きをスムーズに完了できるでしょう。
なお。軽自動車の場合は資産にならないため相続の対象になりません。認印のみで廃車手続きができます。
故人の車を廃車にするときに必要な書類
まずはじめに、車(普通車)の廃車に必要な書類を揃えましょう。
あわせて「遺産分割協議書」と「戸籍謄本」を用意します。
遺産分割協議書
参考:相続弁護士ナビ
遺産分割協議書とは、相続人と資産分配の協議を行い全員の承諾を記す書類です。
相続人が複数いる場合、この協議書を用意できるかが最大の山場になります。
廃車にしたいと思っていても、「故人の思い出の詰まった車を処分したくない」と考える相続人がいれば、承諾を得られないことがあります。
相続人の一人でも同意が得られないと、廃車にすることができないのです。
遺産分割協議書は、相続する方全員の署名と押印(実印)と、全員の印鑑証明書を用意しなくてはいけません。
故人の車が故障していたり破損していたりするために価値が無かったとしても、遺産分割協議書を用意しない限り廃車にすることができないのです。
戸籍謄本
戸籍謄本は、亡くなった所有者の法定相続人であることを証明するために必要な書類です。
用意する戸籍謄本は、亡くなった方の除籍が確認できるものである必要があります。
もし除籍ができていない場合は、「除籍謄本」を用意しましょう。
廃車手続きは自分でできる
廃車の手続きは、上記書類を用意すれば自分で手続きをすることができます。
永久抹消登録の手続きをするときは、車を解体してくれる業者へ引き取ってもらう必要があります。
自走できるのであれば最寄りの解体業者へ持ち込み引き取ってもらいましょう。
引き取りが完了すると、陸運支局で申請を行います。
故障していたり車検が切れている場合は走行できないのでレッカー車などで運送する必要があります。
ただし自分でレッカーを手配し廃車手続きをするとなると費用が高額になるばかりでなく、手続きが面倒な場合もあります。
手間をかけず無料で廃車する方法
自分で廃車の手続きをすべて行うと手数料負担を減らすことができますが、とても手間と労力がかかります。
お勧めは廃車引き取りを専門にするお店に依頼するとことです。
専門店に依頼すると手続き・搬送・スクラップ費用を無料で対応してくれます。
さらに自動車税・重量税・自賠責保険の3つを返金してくれるのが有難いです。
廃車専門店で有名なのは「カーネクスト」ですね。24時間年中無休で対応してくれるようです。
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「走行距離が10万キロオーバーの車」や「年式が10年以上古い車」は廃車にするものだと思い込んでる人も多いですよね。
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