車(普通車)を廃車にする方法と必要な書類
廃車の手続きは2種類あり、一時抹消と永久抹消があります。
それぞれの廃車手続きで必要な書類が異なりますので事前に確認しておきましょう。
一時抹消の廃車手続き
一時抹消は、海外出張や転勤などでしばらく車を使わないときに申請する手続きです。
一時抹消登録しておくことで、自動車税の支払いを免除することができます。
事前に用意する書類
事前に用意が必要な書類は次の3つです。
- 車検証
- 所有者の印鑑証明書(3ヵ月以内)
- 所有者の委任状(所有者が自分以外の場合)
- ナンバープレート(2枚)
所有者が自分ではない時は、所有者の印鑑証明書を用意する必要があります。
所有者が自分(使用者)ではない時は委任状を用意します。(所有者が自分の場合は不要です)
※委任状の押印は実印が必要ですので注意しましょう。
申請当日に用意するもの
一時抹消の手続きは使用する車を管轄する地域の陸運支局で申請を行います。
- ナンバープレート(2枚)
- 実印
- 手数料納付書
- 一時抹消登録申請書
- 自動車税・自動車取得税申告書
ナンバープレートは自分で外すか、整備工場などで外してもらいましょう。
その他の納付書や申請書は陸運支局内に書類があるので当日記入し申請します。
手数料350円を収入印紙で支払います。
陸運支局の業務時間は平日のみとなっておりますのでご注意下さい。
業務時間:9:00~12:00、13:00~16:00
休日:土日祝、及び12月29日~1月3日
永久抹消の廃車手続き
永久抹消登録は2度と車に乗ることがなく、スクラップ(解体)してしまうときの手続きです。
車検が1か月以上残っている場合は、月割りで自動車重量税が還付されます。
事前に用意する書類
事前に用意が必要な書類は次の通りです。
- 車検証
- 所有者の印鑑証明書(3ヵ月以内)
- 所有者の委任状(所有者が自分以外の場合)
- ナンバープレート(2枚)
- リサイクル料金預託証明書
- 自動車税納税証明書
書類の用意と同時に車を解体(廃車)依頼する必要があります。廃車にする車をディーラーや整備工場、解体業者など廃車を請け負う業者へ引き渡しましょう。
引き渡しが完了すると、その場で「ナンバープレート」と「リサイクル料金預託証明書」を受領します。
リサイクル料金預託証明書は、陸運支局で行う申請に必要な「解体した日」と「リサイクル番号」が明記されています。
紛失すると廃車にすることができませんので大切に保管しましょう。
解体報告記録日を確認する
解体業者などへ引き渡しが完了した後に、車の解体作業がはじまります。リサイクル法に基づいてリサイクルする部品と鉄くずに分別されます。
完全に解体が完了すると解体業者から解体が完了した日(解体報告記録日)の連絡が入ります。(引き渡しから約3日~1週間後)
解体報告記録日が確定してから陸運支局で永久抹消登録の手続きを行うことができます。
連絡が入ったら解体報告記録日をメモしておきましょう。
申請当日に用意する書類
事前に用意した書類と解体報告記録日のメモを持って陸運支局で申請を行います。
陸運支局で次の書類を作成し手続きを行います。
- 自動車税自動車取得税申告書
- 抹消登録申請書
- 手数料納付書
- 委任状(代行依頼する時)
車検が1か月以上残っている場合は自動車重量税の還付があります。
還付金は銀行振込(あるいは銀行窓口で受取)になりますので、振込先の口座情報を用意しておきましょう。
陸運支局の業務時間は平日のみとなっておりますのでご注意下さい。
業務時間:9:00~12:00、13:00~16:00
休日:土日祝、及び12月29日~1月3日
手間をかけず無料で廃車する方法
自分で廃車の手続きをすべて行うと手数料負担を減らすことができますが、とても手間と労力がかかります。
お勧めは廃車引き取りを専門にするお店に依頼するとことです。
専門店に依頼すると手続き・搬送・スクラップ費用を無料で対応してくれます。
さらに自動車税・重量税・自賠責保険の3つを返金してくれるのが有難いです。
廃車専門店で有名なのは「カーネクスト」ですね。24時間年中無休で対応してくれるようです。
買取専門店に売ることも考える
「走行距離が10万キロオーバーの車」や「年式が10年以上古い車」は廃車にするものだと思い込んでる人も多いですよね。
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