廃車(永久抹消)に必要な費用の相場はいくら?
廃車(永久抹消登録)にする場合は、解体費用と申請手続きの費用が必要になります。
事故車や故障車の場合は、動かせないので搬送費用も必要になります。
解体・手続き・搬送の費用はいくら必要か気になるかもしれませんが、実際のところは無料(0円)になることがほとんどです。
廃車に必要な費用
廃車に必要な費用の平均的な目安は次の通りです。
必要な手続き | 費用 |
---|---|
解体(スクラップ) | 5,000円 |
申請手続き | 3,000円 |
搬送(自宅→業者) | 5,000円 |
廃車を解体業者まで自走すれば搬送費用は必要ありません。
搬送するときは地域により差がありますが、おおよそ解体・手続き・搬送込みで1,5万円程度と考えてよいでしょう。
廃車の手数料が無料になる理由
廃車する費用が1,5万円かかるのに、実際は無料(0円)になることがほとんどです。
その理由は廃車を再利用(再生)することで1.5万円以上の儲けがでるためです。
廃車にする車は例え事故車で大破している状態でも、資源としてそれなりの価値があります。結果として手数料分が相殺できるため無料になるのです。
廃車の再利用方法は次の通りです。
- 修理して販売する
- 部品を取り出して販売する
- 鉄くずを販売する
車は部品からボディまで再利用することができます。
人気車種の場合は部品の販売だけで、それなりの儲けを出すことができます。また国内に限らず東南アジアや中東などへ輸出することで高く売れたりします。
最終的に残った部分はスクラップし鉄くずになりますが、鉄も資源としての価値があります。
廃車の引き取りで1.5万円の費用がかかったとしても、資源として売った儲けから十分まかなうことができるため、無料で引き取ることができるのです。
廃車専門店で有名なのは「 カーネクスト」ですね。24時間年中無休で対応してくれるようです。
廃車にする前に買取りを考える
一般的に車は「10年落ち10万キロの走行距離」だと価値がなくなると言われています。
国内の中古車市場は、例え程度の良い車であっても「10年落ち10万キロ」だと買い手が少なく安値になる傾向があります。
しかし近年の車はしっかりメンテナンスをしていれば20万キロ、30万キロオーバーでも問題なく走行することができます。
そのため、国内で値がつかなくても、海外だと高く売れるケースが多くあります。
自分で「価値がないから廃車にする」と決めつけるのは非常にもったいです。廃車にする前に一度買取査定を依頼してみることをお勧めします。
買取りで車を高く売るコツ
車を高く売るにはコツがあります。
買取店は車を買取り、転売することで儲けを出しています。儲けを増やすため、仕入れ値を「できるだけ安く抑えたい」と考えています。
そのため1社だけに買取査定を依頼すると、足下を見られ安値で言い寄られてしまうでしょう。
高く売るのに大切なのが、複数社へ査定を依頼し査定額を「競わせる」ことです。
「○○社は50万円の査定額でしたけど、もっと高くできませんか?」と競合他社と比較させることで競わせることができます。
競わせた後は一番高い査定額を出したお店に売るだけです。シンプルな方法ですが、「競わせる」ことが最も効果があるでしょう。
※高く売るための詳しいコツは次のページでご紹介しています。ご参考にいただけると幸いです。