車のオンライン査定でわかるのは相場価格だけ
車を売りたいと思ったとき、「自分の車がいくらで売れるか」は一番の関心事です。車を売るには、車を乗りかえることを条件にディーラーに売る「下取り」と、買取を専門に行う会社へ売却する「買取」の2パターンあります。
どちらが高く売れるかといえば、間違いなく「買取」になります。下取りを行うディーラは、車を売るのが専門であって、買取りのプロではありません。買取した車も下取りした車も最終的に中古車として販売されますが、買取会社は全国で無数にあるため競争も激しく、また中古車市場の相場に精通してますので、下取りよりも相場に沿った査定額を出してきます。
オンライン査定でわかるのは、車種の基本価格のみ
買取を行う会社は全国にたくさんあるため、各社しのぎを削ってサービスを磨いています。車を売りたいと思った人が最も知りたいのは「いくらで売れるか?」です。
いくらで売れるかの相場を簡単に知れるサービスとして、「オンライン査定」があります。
参考:ガリバーのオンライン査定
ガリバーのオンライン査定を例にあげると、スマホやPCからアクセスして、「車種」、「年式」、「走行距離」を入力することで、査定額が分かる仕組みになっています。各社のオンライン査定も同じような情報を入力して査定を行う流れになっています。
「車種」、「年式」、「走行距離」は車の査定で最も重要な評価基準になります。日本自動車査定協会(JAAI)の基準では、主にこの3つの基準を用いて、車種・グレード別の中古車相場を毎月更新しています。
つまりこの3つの情報があれば、相場を知ることはできるということになります。
オンライン査定で個人情報を出す必要性は?
オンライン査定では、車種、年式、走行距離などの「車に関する情報」を出すのと同時に、車の所有者の個人情報の提供も求めされるケースがほとんどです。
ここで個人情報を出してしまうと、しつこい営業や勧誘をされるのではないかと不安に思う方も多くいます。確かに一方的に営業電話をかけられても引いてしまいますが、実はオンライン査定では相場の情報しか出していなく、あなたの車の「本当の査定額」を出していません。
車は使用した条件や環境によってボディに傷があったり、内装にタバコの臭いがあったり、オプションを装備していたりと、同じ車種であっても個々の車によって状態が異なります。
査定額は、中古車市場の相場を元に、個々の車の状態をチェックして総合的に「いくらの値打ちがあるか」を決定します。
そのため、オンライン査定で相場を知っただけでは本当の査定額が分からないのです。個人情報を出すのは不安に思うかもしれませんが、査定額を出すためには実際にあなたの車の状態をチェックする必要があるやめ、個人情報は必須になるのです。
個々の車の状態は加減点で評価する
- 外装に傷が無いこと
- 事故や改造歴が無いこと
- 車検が3か月以内残っていると
- エンジンが良好であること
- 標準的な走行距離であること
- 足回りが良好であること
- タイヤの残り溝が1.6mm以上残っていること
車の標準的な相場価格になる状態は、上記8つを満たしている場合です。(詳しくは、車の査定の基準とは?知って得する査定の知識を参照ください。)
上記の状態より良ければ「加点」され、悪ければ「減点」されます。外装、エンジン、内装、足回りなど、該当するすべてのパーツに加減点をおこないます。最終的に、相場価格から点数を足した(引いた)評価が査定額になります。
年式の古い車や走行距離が多い車は売ることができる?
国内では10年落ちの車や走行距離が10万kmを超えている車は、査定評価がゼロという風習があります。たとえしっかりメンテナンスがしてあったとしても、中古車市場であまり需要がないため、相場も低くなってしまうのは事実です。
ただし、国内ではなく海外に目をやると、10年落ちや走行距離10万kmはむしろ状態の良い車として評価されます。特にアジア圏や中東、アフリカなどでは国産車の人気も高く相場も比例して高値になっています。
高年式や走行距離が多い車は売っても価値が無いから廃車にしてしまおうと考えるのは非常にもったいないことです。国内では価値がなくても、世界的に見れば需要は大きく広がることをどうか承知しておいてください。
車を高く売る方法
高年式や走行距離の多い車もそうですが、車を高く売るために必要なのは1社でも多くの査定見積を集めることにあります。
中古車市場の相場は車種、年式、走行距離で大方決まっていますが、査定を行う会社によって、「車の状態」部分での評価に差がでてきます。
「車の状態」で状態が悪い部分は、修理やパーツの交換が必要となりますが、その費用をいくらとするかで査定額に差がでてきます。
また、買取会社によって「得意な車種」や「不得意な車種」があります。得意な車種は販売のルートを確立しているケースや、販売を強化している場合などです。この場合、買取会社は儲けを削ってでも買取たいと考えるため、強気の査定額を出すことがあります。
加えて査定会社は全国に無数に存在するため、各社しのぎを削って査定額を競争します。
もし1社のみに査定を依頼した場合は、その査定額が高いのか低いのか判断できません。少なくとも数社の査定見積もりがあると、どの会社の査定額が高いかを見比べることができます。
査定額は必ずしも各社同じになることはありません。高く売りたいなら、迷わず多くの査定依頼をすることです。
車を高く売る方法は「一番高く売れるお店を探す」に尽きます。
買取店によって欲しい車が異なるため、同じ車の査定でも平均で13万円以上の差がでると言われています。
ただ正直なところ、一括査定は手間がかかるので、全ての人にお勧めはできません。時間は有意義ですからね。
私が愛車の日産ティーダを一括査定で売却したときは、ネット申込~売却完了まで3時間かかりました。
手間はかかりましたが、査定額が最も安いお店と比べて15万円高く売れました。
3時間で15万円を儲けたので、時給換算だと5万円。手間をかけた価値は十分あったと思います。
高く売るならまずはネット申込みから。
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車を高く売るには、一括査定が最もオススメです。
ただ申込後から出張査定のスケジュールを調整し、立会い⇒交渉する手間がかかります。
それに
・営業電話がたくさん来るのが嫌
・何社にも個人情報が流れるのが嫌
と、不安な方も多いですよね。
ユーカーパックは複数社の査定交渉も一手に引受けてくれるので、営業電話は無く、個人情報も拡散せず安心して利用できます。
ただし、全て丸投げ代行で楽な分、一括査定より高く売れません。
それでもディーラーへ下取りするより確実に高値で売ることができます。