車のワイパーが突然動かなくなった！５つの原因と対処方法

ワイパーは雪などの負荷がかかった状態で動かすと、モーターなどのシステムが壊れてしまうことがあります。

特にフロントのワイパーは一つのモーターで２つのワイパーを稼働している車種も多く負荷が大きいため、故障の割合も高くなっています。

ワイパーが突然動かなくなった原因と対処方法をご紹介します。

１．ナットのゆるみ

ワイパーをONにした時、モーターの「ウィーン・ウィーン」音は聞こえるのにワイパーが動か無い場合は、ナットが緩んでいる可能性が考えられます。

ワイパーは雪などの負荷がかかっている時にワイパーを動かすとモーターなどのシステムが破損するのを防ぐため、ナットが緩みやすくなっています。ナットが緩むことでモーターが空転し故障を回避しています。

ナットはワイパーの根本に取り付けられています。ナットはプラスチックカバーの中か、あるいは黒い化粧ナットが取り付けられているのが一般的です。

ナットのサイズは１2mm程度です。ワイパーのナットはきつく締め付けないのがコツです。力いっぱい締めると破損してしまうことがあるので注意しましょう。

２．アースの接触不良

ワイパーが動かない原因で多くを占めるのがアースの接触不良です。特に高年式の車がアース不良を起こす割合が多く高い確率で発生します。

ワイパーは電力で動いていますが、バッテリーからの電流（プラス端子）はモーターを通してアース（マイナス端子）へ流れます。アースは車のボディ（鉄）に繋がっています。

アースとボディを繋ぐボルトが緩んでいたり、ゴムなどが間にずれ込んでくると抵抗が大きくなり接触不良を引き起こします。アースがしっかりボディへつながるようにしましょう。

３．ヒューズ切れ

ワイパーをONにしてもモーターの音が聞こえない場合は、ヒューズが切れている可能性が考えられます。

ヒューズは、運転席の下部にある「ヒューズBOX」の中にありますのでチェックしてみましょう。パイパーヒューズの金属線が切れていれば交換しましょう。

⇒車のヒューズが切れたときの交換方法

ただし通常はヒューズが切れることはめったにありません。切れる理由として例えばワイパーリンクの稼働する部分に錆が付いていて負荷がかかっていることなどが考えられます。

原因を解決しないと再びヒューズが切れることになりますので、原因を見つけ出して修理しましょう。

４．モーターの故障

アースやヒューズが正常にもかかわらず、ワイパーをONにしてもモーターが動かない場合は、モーターが故障していることが考えられます。

モーターは頻繁に故障する部品ではありませんが、雪などの負荷がかかりすぎると焼けてしまい完全に動かなくなることがあります。

モーターが故障した場合は交換が必要になります。ディーラーや整備工場で交換してもらった場合、車種により異なりますが２万円～４万円程度になります。

５．ワイパースイッチ

特に高年式の車の場合、ワイパースイッチの接触不良を起こすことがあります。

ワイパースイッチは単体で販売していますので交換することで解消します。

ディーラーや整備工場に依頼すると１万円～２万円程度の修理費用がかかります。

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