【完全版】オートスライドドアが開閉しなくなった!10の原因と対処方法
パワースライドドアが開かない!
…故障かな?
そんなときは、まずこの4つを試してみてください。
1.メインスイッチが「ON」になっていることを確認
スライドドアのメインスイッチは運転席のひざ元に付いています。
気付かないうちに触れてしまいスイッチがOFFになることがよくあります。
2.チャイルドロックがかかっていないか確認
外から開閉できるけど内側から開かない時は、チャイルドロックスイッチがONになっている可能性が高いです。
<出典:日産自動車>
スライドドアの真ん中あたりに上下に動く施錠ロックがありますので動かしてみましょう。
3.給油口が開いてないか確認
給油口の扉が開いていたり、給油口のフタが開いてませんか?
給油口が開いていると、全てのドアがロックされたり、スライドドアが途中で止まるよう安全技術が使われています。
ガソリンを入れている最中や直後でスライドドアが開かない時は、給油口をチェックしましょう。
4.レールに異物が混入している
スライドドアのレール部分に異物が入ると、センサーが検知してしまい開閉しなくなってしまいます。
知らずに衣服やお菓子の袋などが落ちて挟まることがあるのでチェックしましょう。
上記の4つを試しても動かない場合は、
- ヒューズが切れている
- モーターなどの部品が故障している
ことが考えられます。
考えられる故障の原因と対処方法を6つご紹介します。
5.パワースライドドアのヒューズ切れ
動かなくなる原因で最も多いのは、ヒューズ切れです。
ヒューズは、何らかの原因で規格外の電圧がかかった時に、発火を防ぐための部品です。
ヒューズが切れた場合は、ヒューズを交換することで解決します。
簡単な作業なので、自分で交換することができます。
※ヒューズはカーショップやアマゾンなどで100円~300円程度で購入することができます。
6.ワイヤーの劣化・切れ
スイッチを押すと「ウイーン」や「ガリガリ」音がして開閉しない時は、『ワイヤーの劣化』で滑りが発生していたり、『ワイヤーが切れている』ことが考えられます。
オートスライドドアは、モーターでワイヤーを引っ張って開閉させるシンプルな構造です。
ワイヤーはゴム製なので経年劣化しやすい素材です。年式が古い車ほど劣化し切れる可能性があります。
ワイヤーに原因があるときは、新品のワイヤーに交換することで解決します。
ただし最近のパワースライドドアの構造は、モーターとワイヤーの一体化型が一般的。全交換が必要になるので費用が高くなります。
一式全交換した場合、ディーラーだと工賃込みで5万円~10万円程度かかるでしょう。
7.モーターの故障
ワイヤーと引っ張るモーターは耐久性があるため、簡単に故障することはありません。
経年劣化による故障も考えられますが、最も多い原因は『モーターの焼き付き』ですね。
モーターの焼き付きは、規格以上の負荷がかかりすぎたことで起こります。
例えば、子供が体重をかけて開閉した時などに焼き付きが発生します。
焼き付いた場合は修理不可能なので、交換する必要があります。
修理費用はディーラーだと工賃込みで4万円~10万円程度かかるでしょう。
8.ゴムパッキンの劣化
スライドドアのゴムパッキンが劣化すると、開閉部分に食い込んでしまい、ドアが開かなくなることがあります。
ゴムパッキンはゴム素材でできているため、雨水や紫外線、熱などの影響により劣化が進んでしまいます。
使用する環境によっては、3年~5年で劣化してしまうことも。
劣化した場合は、ディーラーで交換してもらいましょう。費用は2,000円~10,000円程度でしょう。
9.フレーム・レールの歪み
車両の側面をぶつけてしまった場合、フレームやレール部分が歪んでしまうことがあります。
フレームやレールの歪みは相当な衝撃が必要になるので自覚しているケースが多いですが、多少の場合は目視でも確認できないほどの歪みが起きている場合もあります。
その場合は開閉はするけど、「ドアが重い感じがしてたまに開閉しない」といったケースがみられるでしょう。
10.その他の部品の故障
上記以外で原因があるとすれば、次の電気系統の部品に不具合があることが考えられます。
部品の名前 | 役割 |
PSDユニット | スライドドアの電動開閉 |
クローザー | ドアロックの電動開閉 |
リリースアクチュエータ | ドアロックの電動開閉 |
コントローラー | スライドドアのシステム制御 |
部品が故障した場合は、修理あるいは交換(ASSY)が必要になります。
スライドドアを修理しない方法もある
スライドドアの故障は、ヒューズの交換だと数百円で済みますが、モーターの交換となると10万円近くかかります。
納車して数年落ちの車であれば、まだまだ長く乗るので直す価値があります。
しかし、年式が古い車や走行距離が多く、そろそろ乗り換えを検討している時は、「修理しない」という選択もあります。
スライドドアが故障して困るのは「自動」で開閉できないということです。
自動ではなくて手動で我慢できるなら、修理しないで乗り続けのも良いでしょう。
修理費が高い場合は乗り換えも検討する
年式が高い車や走行距離が多い車は故障する確率が高くなります。修理費が高いと直すべきか悩みますよね…。
修理して乗り続けるのはコスパも良いですが、場合によっては売却して乗り換えたほうがお得なことも。
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