エンジンオイルの減りが激しいときは漏れている可能性が高い
エンジンオイルの消費量は、年式が古くなるにつれて若干ながら増加します。それは、エンジン内部に設けられた空間(クリアランス)が広がることが理由です。ただし、極端にオイルの消費量が増えた場合は、「オイル漏れ」を疑う必要があります。
数千キロの走行距離で1リットルの消費が目安
一般的な車と走行環境で、3,000キロ~5,000キロの走行距離につき1リットル程度のオイル消費量であれば、問題ないレベルと言えます。エンジンのクリアランスは0.02mm~0.08mm程度の範囲で広がります。クリアランスは絶妙に設計されています。
もし、狭すぎると、ピストンとシリンダーが接触するため故障の原因になります。反対に広がるとエンジン内の圧力が低くなるため、オイルの消費量が比例して増えます。
クリアランスが広がるのは、エンジンの構造上しょうがないことです。定期的なオイル交換の際に、1リットル程度の消費量であれば許容範囲といえます。
オイル漏れの主な原因と対処法
オイルの減りが極端に激しいときは、オイルが漏れている可能性があります。エンジン内部が濡れていないか確認をしましょう。
エンジン内部が濡れている場合
年式が古い車に多くみられるのが、エンジンやミッションなどからオイルが漏れてくるケースです。最も多いのは、シリンダーヘッド付近からの漏れているケースです。
シリンダーヘッドと、エンジンのピストンが収まっているシリンダーブロックの間でオイルが濡れている場合は、ヘッドガスケットの破損などの不具合が考えられます。締めなおすことで解決する場合もありますが、破損している場合は交換をすることになります。交換費用は車種によりますが、5万円~15万円程度になります。
交換してもオイル漏れが直らない場合は、シリンダーブロックまたはヘッドの不良が考えられます。その場合は研磨作業あるいは交換が必要になり、費用が高額になります。
エンジン下から漏れている場合
シリンダーブロックの下にオイルパンと呼ばれるエンジンオイルを貯留するカバーがついています。走行中に車の底をこすったりぶつけた時に、オイルパンが破損する場合があり、破損口からオイルが漏れる場合があります。他にもオイルドレインボルトの緩みによるオイル漏れも考えられます。
いずれの場合も、駐車場にオイルのシミが不着するので比較的簡単に発見することができます。
オイルパンが破損している場合は、交換が必要になります。費用は、2万円~5万円程度です。
オイル漏れの形跡がない場合
オイルが激しく減っているにも関わらず、オイルの漏れが確認できない場合は、「オイル上がり」や「オイル下がり」と呼ばれる重大なトラブルが原因の可能性があります。
オイル上がり・下がりは修理費が高額になる
オイル上がり・下がりは字のごとく、オイルが下から上にいく、あるいは上から下にいく症状です。
上がりは、ピストンリングやオイルリングが摩耗した状態で、ピストンとシリンダーの密閉性が不足している状態のため、オイルが上から漏れている状態です。
一方で下がりは、バルブステムが摩耗することで、エンジンオイルが燃焼室に入り込み、一緒に燃焼してしまう症状です。
いずれの場合も症状が深刻な場合は、エンジンをすべて分解するオーバーホールを行い、部品の交換が必要になります。費用は数十万円規模になります。
そもそもオイル上がり・下がりが発生する理由は、オイルの交換をしていないなどのメンテナンス不足が原因です。オイルの量が減っているかどうかもわからず乗り続けた行く末だと言えるでしょう。
エンジンがカラカラ音がしたら注意
オイル漏れの不具合は、できるだけ早い段階で発見できると、その分修理費も安くすませることができます。
常日頃からオイルのチエックと定期交換を行い、オイルランプの点灯を確認するようにしましょう。
また、走行中にエンジン内部から「カラカラ」音が聞こえるようになると、オイルが不足し部品が摩耗している可能性が極めて高くなります。オイル漏れかと感じたら、急発進・急ブレーキを避けて、できるたけ早くディーラーや整備工場へ向かいましょう。
修理費が高い場合は乗り換えも検討する
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