アイドリング時にエンジンが「ブルブル」振動する7つの原因と対処法
車のエンジンを始動してシフトを「Dレンジ」で停止しているときに…車がブルブル振動しますか?
ブルブル振動が伝わる時は、エンジン関連の部品に問題があるかもしれません。
原因はいろいろありますが…頻繁に症状が出る場合は、比較的カンタンに原因がわかることもあります。
再現性の低い症状は、ディーラーや整備工場でも原因を突き止めるのは困難です。その場合は時間と高額な工賃作がかかります。
アイドリング時にブルブル震える7つの原因と対処法
原因は主に次のいずれかです。
1)エンジンが冷えている
エンジンが振動するとき、車のインパネ部分に、ヨットの形や「C」が点灯していますか?
このマークは「水温警告灯」といい、エンジンが冷えている状態です。
エンジンが冷えているとアイドリングが安定しないためブルブルと振動を感じます。
エンジンが暖まると振動も無くなるので心配はいりません。
2)スパークプラグがかぶっている
車はガソリン(ディーゼル)を燃やして駆動しています。燃やすための着火装置がスパークプラグ(以下、プラグ)と呼ばれる部品です。
プラグから火花が飛ばなくなると、エンジンが不安定になり回転数が落ちてしまいます。
回転数が落ちることで、「ブルブル」と震える症状が出てしまうのです。
プラグは消耗品なので寿命があります。一般的なプラグは約2万kmの走行距離で交換が目安。
イリジウムなど長寿命型のプラグで約10万Kmが交換目安とされています。交換費用は3千円~2万円程度です。
また、スパークプラグに電圧を送る導線「プラグコード」が劣化するとリーク(漏電)するため火花が飛ばなくなります。プラグコードは10万kmの走行距離が交換の目安です。
3)ISCVの不具合
参照:http://www.weblio.jp/
ISCV(アイドル・スピード・コントロール・バルブ)とは、アイドリングの回転数を自動制御する装置です。
エンジンを始動させたときに、エンジンを温めるために回転数が高くなりますよね。その制御をISCVが行っています。
また、エアコンを付けた時などバッテリーを消耗する場合も同じです。回転数を高くし電圧が安定供給されるよう司令塔の役目を担っています。
ISCVに不具合がある場合アイドリングが不安定になり、アイドリング時に「ブルブル」震える症状が発生します。
ISCVの不具合は、清掃し内部の汚れを除去することで解決できる場合もあります。
新品と交換となった場合は車種にもよりますが、3万円~5万円程度の費用を要します。
4)エンジンマウントの劣化
エンジンマウントは、車両とエンジンを連結している部品です。エンジンを支えているだけでなく、振動を吸収する役目も担っています。
このエンジンマウントが劣化すると、振動を吸収できないためにエンジンの振動を強く感じてしまいます。
エンジンマウントの修理は、新品と交換することで解決します。車種に異なりますが、およそ2万円~4万円の交換費用になります。
5)インジェクター(燃料噴射装置)の不具合
インジェクターは、燃料ポンプからガソリンを吸い上げて霧状に噴射する装置です。
エンジンのタイプにより装置の種類は異なりますが、通常4気筒のエンジンだと4つのインジェクターが付いています。
インジェクターが正常に作動していない場合、アイドリングが不安定になる原因になります。
不具合のある個所を清掃して汚れを取ることで解決できる場合もあります。故障の場合は交換となりますので、1本あたり1万円~3万円ほどの費用がかかります。
6)エアフロメーターの汚れ・故障
エアフロメーターは、上述のインジェクターが燃料を噴射する際に、空気の吸入する量を計測して電子制御する装置です。
エアフロメーターに不具合がある場合、清掃することで解決できる場合もあります。交換が必要な場合は1.5万円~3万円程度の費用になります。
7)エアクリーナーの汚れ
エアクリーナーは、エンジン内部の汚れの原因となるゴミやほこりを除去する役目を担っているパーツです。
エアクリーナーが汚れてしまうと性能を発揮できなくなるため、エンジン内部が汚れてしまいます。
エンジン内部が汚れると燃費が悪くなるばかりではなく、エンジンが故障してしまう場合もあります。
故障の前兆してアイドリングが不安定になります。
エアクリーナーは通常、3万km~5万kmの走行距離で交換が目安になります。費用は5千円程度です。
修理費用が高い場合は乗り替えも検討する
アイドリングの不安定の原因は主にエンジン関連の部品にあります。
部品が汚れが原因の場合は、清掃することで解決するので比較的安い予算で直すことができます。
しかし部品の交換が必要な場合は高額になるケースも多く、例え修理をしたとしても別のパーツに不具合が出てしまい出費が増えてしまうこともあります。
車の部品は基本的に消耗品ですので、年式の古い車や、走行距離の多い車ほど不具合が発生するリスクが高くなりますね。
不具合が出てしまった場合、まずはディーラーや整備工場で見積もりを依頼しましょう。
修理費が高い場合は、修理しないで乗り換えることも検討したほうが良いでしょう。
修理費が高い場合は乗り換えも検討する
年式が高い車や走行距離が多い車は故障する確率が高くなります。修理費が高いと直すべきか悩みますよね…。
修理して乗り続けるのはコスパも良いですが、場合によっては売却して乗り換えたほうがお得なことも。
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