HIDヘッドライトが点灯しない!2つの原因と対処方法
ヘッドライトの種類は「ハロゲン」・「HID」・「LED」の3つあります。ヘッドライトの種類によって構造が違うので、不具合の原因も異なります。
このページでは、「HID」ヘッドライトがチカチカ点滅する原因と対処方法をご紹介します。
HIDとは?
参考:http://www.sphere-light.com/
国内の車のうち60%が「ハロゲン」のヘッドライトを使用しています。「HID」も急速に伸びてきて40%台まで伸びてきました。
HIDとは「High Intensity Discharge」の略で、ディスチャージランプと呼ばれることもあります。ヘッドライトが白く光るタイプの車をよく見かけますよね。あれがHIDです。
HIDはハロゲンより光量が強い特徴があります。ハロゲンはフィラメント(金属線)に電気を通して発光しますが、HIDはアーク放電を利用して発行します。
例えるとハロゲンは電球で、HIDは蛍光灯です。HIDはハロゲンと比べて消費電力が約半分程度なためバッテリーの負荷も低く、かつ寿命も2倍あるのが特徴です。
HIDの不具合の原因
1)バーナー(バルブ)の寿命
バーナー(バルブ)はHID本体のランプです。使用する環境により異なりますが、一般的なバーナーは約2,000時間ほどの使用で寿命となります。
寿命を迎えると、内部のガスが劣化し十分な放電ができない状態に。劣化すると点灯した瞬間に色が赤色や紫色になって徐々に白色にかわる前兆が見られます。
寿命の時は、新品のバーナーを交換しましょう。バーナーはカーショップ等で購入することができます。Amazonを調べたところ、3,000円~13,000円程度で購入できるようです。
2)バラストの故障
バラストとは一定の電圧を供給するための装置です。HIDに放電し発行させるために電圧を一定にする必要があるため、バラストはバーナーと一体となっている装置です。
HIDが点滅したり突然に点かなくなったときは、バラストの故障が考えられます。
また、故障の原因がバーナーかバラストかを調べるには、左右にバーナーを入れ替えて点灯してみる方法があります。
左右どちらも点かないようであればバーナーの不良ですし、どちらかだけ点くようであればバラストの不良と判断できます。
バラストの不良は新品に交換することで解決します。自分で直せるならカーショップやAmazonで購入し取り付けましょう。
HIDの交換は注意が必要
ハロゲンは電球を交換するだけなので誰でも交換ができます。しかし、HIDは2万5千Vの高電圧が流れるため、交換法方法を誤ると大事故につなるので注意が必要です。
エンジンをかけ放電した状態で交換すると火災の原因になるだけでなく、感電する可能性があります。
自分で交換するのに自信がない…そんなときは、カーショップやディーラーで交換を依頼しましょう。
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