車のヒューズが切れたときの交換方法
ある日突然ルームランプが点かなくなったりオーディオ電源がはいらなくなった時は、ヒューズが飛んだ(切れた)可能性があります。
普段めったにお目にすることがないヒューズですが、飛ぶと交換しないかぎり電源を入れることができません。交換方法をご紹介します。
ヒューズの交換方法
ヒューズとは?
ヒューズは何らかの原因でショート(短絡)したときに発生する過電流を遮断するための部品です。
オーディオやランプなど電子機器の電気容量はそれぞれ異なり、一定の電流を流す必要があります。
もし容量を超えた電流が流れると電子機器や破損するばかりでなく、回路が熱により発火することもあります。
過電流を未然に防ぐのがヒューズの役割で、ヒューズが飛ぶと再生できないため交換が必要になるのです。
ヒューズのある場所
車のヒューズは「ヒューズBOX」にすべて収納されています。運転席側のダッシュボード裏にあります。(一部エンジンルームにある車種もあります。)
運転席の右足側の上にあるカバーを外すとヒューズBOXがあります。カバーの取り外しは工具は必要なく手で外せます。取り付けも簡単にできます。
ヒューズの種類
ヒューズの種類は主に「低背」、「ミニ平型」、「平型」の3種類があります。車種によって形状が異なりますのでチェックしておきましょう。
車には50個ほどのヒューズが使われており、それぞれに電気容量アンペア(A)が異なります。
車の電源系統はアース(0V)、ACC電源(12V)、バッテリー(12V)の3つがあります。なお、バッテリー(B)は、エンジンを切っても常に電力が流れています。
ヒューズの交換方法
まず電源が入らない部位のヒューズを探します。ヒューズBOXの裏に供給先とアンペアが記載されていますので、該当するヒューズを調べましょう。
ヒューズは15A(アンペア)か20A(アンペア)のいずれかであることがほとんどです。
ヒューズは硬くはめ込まれているため素手で取り外すことは難しいです。小さなペンチがあると便利です。
取り外したらヒューズ内部の導線が切れていないかチェックします。切れている場合は交換しましょう。
ヒューズはカーショップやアマゾンなどで100円~300円程度で購入することができます。
交換方法は、こちらのオートバックスの動画が分かりやすくてオススメです。
ヒューズを交換してもまた切れる場合
ヒューズを交換してもまたヒューズが飛んでしまう場合は2つの原因が考えられます。
配線のこどこかでショート(短絡)していることです。配膳が踏まれていたりきつく束ねられていたりしたときに発生することもありますのでチェックしてみましょう。
あるいは取り付けられている電子機器に対してヒューズの容量が足りないことが考えられます。ヒューズが電子機器に適合しているかチェックしましょう。