車のドアが開きすぎてしまった原因は「ヒンジ」の破損

強風に押されて車のドアが勢いよく開いて…ドアが壊れてしまうことがあります。

ドアが壊れると開いたときに「バキッ」と音が鳴ったり、開きすぎるケースががそうですね。

このページでは、車のドアが開きすぎる原因と対処方法をご紹介します。

原因は「ヒンジ」の破損

出典：weblio辞典

車のドアが必要以上に開いてしまうのは、「ヒンジ」の破損が原因です。

ヒンジとはドアを開閉するためにドア本体と車体をつなぐ部品のこと。

形がひらひら舞う「ちょうちょ」に似ていることから蝶番（ちょうつがい）とも呼ばれます。

車のドアは「小さく開く」と「大きく開く」の2段階あるのが一般的。

このヒンジに強い力が加わると変形してしまいます。

ヒンジが破損するととどうなる？

ヒンジが破損することは珍しいことではありません。

破損すると

1. 横の車にぶつけやすくなる
2. 開いたときに「バキッ」と音が出る

の症状が出ます。

ヒンジが壊れて一番困るのは、必要以上にドアが開きすぎてしまうことです。

特に子供がいる家庭では、子どもが勢いよくドアを開けてしまうこともよくありますよね。

狭い駐車場だと隣の車に「ゴツン」とぶつけてしまうこともあります。

ドアが必要以上に開くことでドアと車体が接触することで「バキッ」と音が出てしまうこともあります。

ヒンジの破損で開きすぎたり、音が出てしまうのは事故につながるような重大な破損とは言い切れません。

ただしストッパーが効かないというのは「保険が無い」状態のようなもので、他人の車や人にぶつかる可能性が高いでしょう。

ヒンジの修理方法と費用

ヒンジが壊れたときは、新品（あるいはリビルト部品）と交換する必要があります。

ヒンジ単体は数千円程度でそれほど高くはありませんが、取り付けの工賃が高くなる傾向にあります。

費用は工賃込みで2万円～3万円程度。板金が必要な場合はプラス1万円～2万円ほど。

修理先はディーラーや整備工場で請け負うことができます。

ドアが破損している場合もある

ドアが開きすぎる症状は、場合によってはヒンジだけではなく、ドア自体が破損していることもあります。

ドアが破損している場合は修理が難しいため、新品（あるいはリビルト部品）に交換する必要があります。

ドアは新品の場合、10万円程度と高額な修理費用がかかります。

また、車両の色が特殊な場合は、塗装代も別途必要になるのでさらに高くなります。

賠償責任保険があれば他人の車の傷を補償

「個人賠償責任保険」に加入していると、ドアで隣の車に傷を付けてしまった場合の補償を受けることができます。

個人賠償責任保険は、自動車保険の特約でも加入することができます。他にもCOOP共済が有名ですね。

個人賠償保険の特徴は、1世帯の誰か1人加入すれば家族全員が補償さえるということ。しかも月額150円程度で最高3億円まで補償されます。

車を傷つけたのが子どもであっても自分自身であっても…補償の対象になるのが安心ですね。

ドアの修理が高額な時は修理しない選択もある

ドアの開きすぎを直すためにヒンジを交換するのが一般的ですが、3万円程度の修理費は財布が痛いですよね。

それにドアが破損している場合は10万円もかかるので、数年のうちに車の買い換えを考えている場合は修理するか悩ましいところです。

ドアの開きすぎで最も困るのが「開閉の利便性」です。

それさえを我慢できるのであれば、あえて修理をしないのも選択として「有り」かとおもいます。

暴風の時などは別のドアから出るなど工夫すれば、それほど困ることはないかもしれませんね。

修理費が高い場合は乗り換えも検討する

年式が高い車や走行距離が多い車は故障する確率が高くなります。修理費が高いと直すべきか悩みますよね…。

修理して乗り続けるのはコスパも良いですが、場合によっては売却して乗り換えたほうがお得なことも。

中古車は年式が1日でも低ければ低いほど査定に有利な傾向があります。少しでも「売りろうかな…」とおもったら、無料の一括査定の申込みも視野に入れましょう。

もし満足のいく査定額でなくても無理して売る必要はありませんしね。何より無料なので試してみる価値があります。