あり得ないほど車の価値が上がる「希少性の車」ベスト5
「人気のある車」と「希少性のある車」の違いをご存じでしょうか?
人気のある車は、市場に出回っている台数がとても多い車で、例えばトヨタのプリウスやホンダのフィットがまさに人気のある車になります。人気車種は生産台数が多いため、その分中古車市場にも多く出回ります。中古車としての供給が多いため、基本的に日々価格が下がりつづけます。
一方、生産終了となり今後新車を購入できない車種が存在します。多くは人気が無いために生産終了となるわけですが、月日を経過しある日突然人気が出る車があります。人気がありすぎて、新車の価格を超える常識外れな価格がつく車が存在し、それを希少車と呼ばれる車が存在します。
希少価値の高い車の激選ベスト5をご紹介します。
5.スカイライン GT-R ニュル(日産)
1969年から発売されたスカイラインGT-Rシリーズの最終生産モデルが2002年に発売され幕を閉じました。最終モデルは1,000台限定(MスペックとVスペックⅡの合計)で発売されましたが、即日完売となりました。
即日完売する魅力は何といってもGT-Rがもつスポーツカーとしての性能、ポテンシャルと歴史がブランドを形成し、年代を問わず多くのファンの支持を得ていることにあります。
ちなみにニュル(Nur)とは、ニュルブルックリンクの略称で、苛酷な道路条件で24時間の走行距離を競う耐久レースでが行われる都市です。ニュルはGT-Rにとって第2の故郷と呼ばれるくらい長年精通しており、最終モデルの「ニュル」ではその名にふさわしいスペックで構成されている。まさに”公道を走るレーシングカー”と言えるでしょう。
ニュルは新車販売価格が610万円ですが、程度によっては新車販売の1,1倍以上の価格で中古車の値がついてます。
ボディタイプ | クーペ・スポーツ・スペシャリティ |
ドア数 | 2ドア |
乗員定員 | 4名 |
形式 | GF-BNR34 |
全長×全幅×全高 | 4600×1785×1360mm |
最高出力 | 280ps(206kW)/6800rpm |
最大トルク | 40.0kg・m(392N・m)/4400rpm |
エンジン種類 | 水冷直列6気筒DOHC24バルブICツインターボ |
総排気量 | 2568cc |
新車価格 | 610万円(VスペックII) |
4.AE86(トヨタ)
1983年に発売されたカローラとスプリンターのスポーツモデルで、6代目にあたる車で「AE86」と形式名称がついています。この形式名称の「86」(ハチロク)が愛称として呼ばれ続けています。
86はカローラレビンとスプリンタートレノの2種類がありますが、生産台数はレビンが66,105台、トレノが35,469台とであり、当時はそれほど人気車種と呼べるほどのものではありませんでした。
そんなハチロクに転機が訪れたのは1995年。人気車マンガの「頭文字D」の主人公がハチロクに乗っていたことが評判となり、爆発的な需要が生まれました。
といってもとっくに生産終了したハチロクはどんなにさかさまになっても世の中に10万台しか存在しません。
こうなると中古車の価格が一気にあがります。当時の販売価格が153万円前後だったのに対し、程度の悪い状態であっても100万~200万円の価格で売られている、まさに名車です。
ボディタイプ | クーペ・スポーツ |
ドア数 | 2~3ドア |
乗員定員 | 5名 |
エンジン型式 | 4A-GEU |
全長×全幅×全高 | 4180(トレノ4205)×1625×1335mm |
最高出力 | 4A-GEU:130PS/6,600rpm 3AU:83PS/5,600rpm→ 85PS/5,600rpm |
最大トルク | 14.5kgm/5,200rpm |
種類 | 直列4気筒DOHC NA |
総排気量 | 1587cc |
新車価格 | 2ドア(トレノ/レビン) 152.3 /153.8(万円) 3ドア(トレノ/レビン) 154.8 /156.3(万円) |
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3.フェアレディZ 240ZG(日産)
1969年に発売されたフェアレディは欧州の高級GTと同等のスペックとデザインを装備しながら、価格が欧州より格段に安価であったことが受けて爆発的なヒットになりました。初代フェアレディは、発売より10年のロングヒットとなり、これまで日本を含む全世界で55万台が生産されました。
販売期間 | 1969年 – 1978年 |
ドア数 | 3ドア |
乗員定員 | 2~4名 |
全長×全幅×全高 | 全長 4,115 – 4,425mm 全幅 1,630 – 1,690mm 全高 1,280 – 1,290mm |
最大トルク | 15.2kg.m/5200回転 |
最高出力 | 130ps |
種類 | 水冷直列6気筒 |
新車価格 | 150万円 |
2.スカイラインC10系(日産)
1968年から1972年に製造された3代目スカイラインでC10型で通称「ハコスカ」と呼ばれています。ハコスカにはGT,GTX、GT-Rの3タイプがあり、その中でもGT-Rの人気は高くなっています。
GT-Rは直列6気筒DOHC4バルブにセミレーシングエンジンを搭載し当時は最新鋭のエンジンを搭載していました。最高出力160馬力、最高速度200km/h、0-400mが16秒という当時としては驚異的な性能をもち、サーキットでも通算50勝を達成した日本を代表する名車です。
新車価格は150万円。当時の初任給が月給1,5万円だったので現在に換算すると1,500万円くらいの価格でした。
総生産台数はPGC10型が832台、KPGC10型が1,197台で合計約2,000台ほどになります。
ちなみに「ハコスカ」の相性は1975年に発売されたC110系と区別するために、C10系を「ハコスカ」、C110系を「ケンメリ」と呼ばれていました。ハコスカは箱のようにかくかくしているために名づけられました。
C10系→「愛のスカイライン」
C110→「ケンとメリーのスカイライン」
C210→「スカイラインジャパン」
R30→「ポールニューマンスカイライン」
販売期間 | 1968年 – 1972年 |
ドア数 | 4ドアセダン 5ドアステーションワゴン 2ドアクーペ |
乗員定員 | 5名 |
エンジン型式 | 直列6気筒DOHC4バルブ |
全長×全幅×全高 | 全長 4,235 – 4,430mm 全幅 1,595mm 全高 1,390 – 1,405mm |
最高出力 | 160ps |
最大トルク | 18.0kgf·m/5,600rpm |
オイル容量 | 6L |
総排気量 | 1,989cc |
新車価格 | 150万円 |
1.2000GT(トヨタ)
1964年9月から開発されたトヨタの2000GT。2000GTは一般大衆車としてではなく、レースカーとして企画されたのがはじまりです。当時のトヨタ最新鋭の技術をふんだんに駆使して登場しました。
1967年から市販され238万円で販売されました。当時の初任給が月給1,5万円ほどなので、現在の価格でいうと2,000万円くらいの価格でした。
「日本初のスーパーカー」と称され、最高出力150馬力、直列6気筒DOHCエンジンを搭載し、トランスミッションは5速マニュアル。最高時速が約217km/hと当時では考えられない性能を誇っていました。
2000GTは現在の車両のようにベルトコンベアでの生産ではなく、1台ずつ手作りで生産されていました。実際、トヨタ自身も赤字だったようで、現在では考えられないコストがかかっていたことになります。
販売台数は337台にとどまり、まさに幻の名車といえる車両です。2000GTは海外向けに販売されたのは62台と推計されています。
現在でも一部クラシックカーのファンでは名車としての地位を気づいており、米テキサスでのオークション落札価格は116万ドル(およそ1億2千万円)の値が付きました。
販売期間 | 1967年 – 1970年 |
ドア数 | 3ドアハッチバック |
乗員定員 | 2名 |
エンジン型式 | 直列6気筒DOHC |
全長×全幅×全高 | 4175mm×1600mm×1160mm |
最高出力 | 140~150ps |
最大トルク | 18.0kgf·m/5,600rpm |
車両重量 | 1,120㎏ |
総排気量 | 1,988cc |
新車価格 | 238万円 |
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