ハイブリッドカーの買取査定のポイントと高く売る方法
1975年にトヨタが東京モーターショーで発表したハイブリッドカー。その後研究を重ね22年後の1997年に量産ハイブリット乗用車プリウスが発売されました。
「21世紀に間に合いました。」の衝撃的なキャッチコピーと補助金効果もあり、国内外で爆発的なヒット車種となりました。2014年までに新車販売台数が700万台を突破し幅広い年齢層で受け入れられています。
新車販売台数が多いということは、中古車として出回る台数も多いということであります。
ハイブリッドカーは乗用車と同じ査定評価となる
日本自動車査定協会のガイドラインによると、現状ではハイブリッドカーだからといって特段プラス評価になることはないと明記されています。
ハイブリッドカーが市場に出てからまだ中古車としての販売実績が少ないため、市場でどれくらいの価値があるのかまだはっきりしていないのが一番の理由です。
ハイブリッドカーの技術進歩は目覚ましく早く、1年前より今の方が性能も機能性が優れている反面、低価格化も進んでおり、査定評価としての一定のガイドラインを設ける段階までに、まだ追いついていないのが現状です。
おそらく数年後にはハイブリッドカーの性能に応じて査定評価が設定されると思われますが、現状ではハイブリッドカーではない一般的なエンジン車種と同じ評価基準が適用されます。
AC100V充電ケーブル搭載はマイナス査定になる
査定では、標準装備またはオプションにかかわらず、AC200Vの充電ケーブルが搭載されていることが標準的な仕様となっています。
例えばAC100Vに充電ケーブルの搭載や充電ケーブルが無い場合は、55点(約55,000円)の減点になります。
ハイブリッドカーの査定は走行距離で評価される
買取査定では、車のクラス別で査定評価が異なります。加えて、クラスごとの走行距離や年式により点数をつけて査定価格を算出します。
走行距離は、「1年につき1万km」が標準的な走行距離になります。
例えばプリウスのクラスはⅢになります。5年落ちで走行距離が5万kmの場合、査定評価は0点(0円)となり、3万kmであればプラス35点(約35,000円)、8万kmだとマイナス130点(-130,000円)の評価になります。
クラス別の走行距離の評価については、以下のページをあわせてご参考にお願いします。
中古車として人気があれば査定が高くなる
プリウスは一時期、予約に対して生産が追い付かない状況で、納車まで10か月待ちなんてこともありました。納車待ちが長引くと中古車市場でも玉数が少ないために価格が高騰(正確には年式に対して値下がり率が低い)した時期がありました。
現在は生産も追いつき、以前ほどの高騰は見られなくなりました。
買取査定において一定の評価水準が存在しますが、人気がある車種は例え減点となる傷や凹みがあっても高く売ることができます。
人気車種であっても数年後も高く売れる保証はない
新車販売台数がトップ3に入っている車種は人気車種です。人気車種は中古車市場でも人気があるので、高く売ることができます。
しかし、今人気があるからといって、2~3年後も人気があるとは限りません。車種のイメージ色の流行が廃れる場合もありますし、モデルチェンジにより旧車扱いとなった場合は、査定価格が大幅に下がる要因になります。
ハイブリッドカーを高く売る方法
ハイブリッドカーの技術進歩は非常に速いため、1年型落ちするだけで性能が旧式扱いになってしまうケースがあります。以前はバッテリーの寿命が短いために高年式の車は査定評価が低くなる傾向にありましたが、現在はバッテリーの持ちが良く10万kmの走行距離くらいだと交換しなくて良いレベルまできています。
技術進歩で車の資産価値も上がり、年式に対しての査定額の下落率も低くなってきています。
しかし、モデルチェンジや他社のハイブリットカーに人気を取られたなど、資産価値を大幅に下げる要因はたくさんあります。
ハイブリッドカーを高く売る方法のひとつは、「売りたいと思ったときにすぐ売ること」です。車の資産価値は日々さがるため、早めの行動が査定に影響するのです。
そして、売りたいと思い立ったら、「1社でも多くの査定見積もりを集める」ことです。
査定額は買取会社により差があるため、1社のみで査定見積もりをもらったところで、評価が高いのか低いのか判断ができません。
少なくとも2~3社の見積もりを集めることで、一番高い評価額を見つけることができます。
車を高く売る方法は「一番高く売れるお店を探す」に尽きます。
買取店によって欲しい車が異なるため、同じ車の査定でも平均で13万円以上の差がでると言われています。
ただ正直なところ、一括査定は手間がかかるので、全ての人にお勧めはできません。時間は有意義ですからね。
私が愛車の日産ティーダを一括査定で売却したときは、ネット申込~売却完了まで3時間かかりました。
手間はかかりましたが、査定額が最も安いお店と比べて15万円高く売れました。
3時間で15万円を儲けたので、時給換算だと5万円。手間をかけた価値は十分あったと思います。
高く売るならまずはネット申込みから。
一括査定は、約1分の入力で数社の一括査定を無料で申し込むことができます。
複数社から営業電話が来るのがイヤ?
そんな方は話題の「ユーカーパック」がオススメ
車を高く売るには、一括査定が最もオススメです。
ただ申込後から出張査定のスケジュールを調整し、立会い⇒交渉する手間がかかります。
それに
・営業電話がたくさん来るのが嫌
・何社にも個人情報が流れるのが嫌
と、不安な方も多いですよね。
ユーカーパックは複数社の査定交渉も一手に引受けてくれるので、営業電話は無く、個人情報も拡散せず安心して利用できます。
ただし、全て丸投げ代行で楽な分、一括査定より高く売れません。
それでもディーラーへ下取りするより確実に高値で売ることができます。