インダッシュHDDカーナビは車の買取査定で高く評価される

車の買取査定では、車種、年式、走行距離が査定額を左右するポイントになります。加えて車に付属するオプション製品も査定評価の対象となり、カーナビも含まれます。

カーナビは10年ほど前まで20万円近い価格帯で、それなりに高い査定評価でした。

現在はスマホやタブレット端末の登場でカーナビの代用ができるようになり、車に取り付けタイプ（インダッシュ）のカーナビの査定評価も下落傾向にあります。

買取査定では、インダッシュカーナビと外付けタイプのカーナビそれぞれの機種（HDD、DVD、メモリー）によって査定評価が異なります。

インダッシュカーナビの査定評価

インダッシュタイプでは、HDDタイプが一番高い評価になります。一番高い評価額は、「車両の年式が1年未満のHDD製品」です。8万円のプラス査定となります。

メモリー製品は、HDD製品の半値の査定になります。DVDついては残念ながら新品であっても評価されず0円となってしまいます。

資産価値の観点でみれば、これからインダッシュカーナビを購入するのであれば、HDD製品がお勧めといえます。

外付けタイプの査定評価

外付けタイプのカーナビは、安価な製品だと1万円をきるものもあり、気軽に購入できる点と持ち運びの便利さから大きくシェアを伸ばしています。価格帯は1万円～5万円の機種が多いです。

買取査定では、外付けタイプは残念ながら機種（HDD,DVD)を問わず、評価されません。外付けタイプを所有している場合は、車と一緒に売却するのではなく、自分で保有したほうが良いでしょう。

オプションの査定評価

カーナビのオプションは、ツインモニター搭載モデルが一番高く評価されます。使用してから1年未満のついモニターであれば3万円のプラス査定になります。

カメラも使用してから5年間までは1個につき1万円のプラス査定になります。地デジ搭載は残念ながら評価はありません。

純正と社外製品の違いは査定に影響しない

車の納車時に純正（メーカーを含む）製品のカーナビを取り付ける方もいれば、納車後に量販店で社外製品を取り付ける方もいます。メリットとしては、純正は内装デザインを考慮して設計されているので見た目が綺麗な点です。社外製品は、機種が多いので選ぶ楽しさがあることと、純正品より安く買えることです。

純正と社外製品それぞれにメリットがありますが、買取査定では同等として評価されます。評価はあくまで機種（HDD,DVD,メモリー）とオプション、そして使用年数のみになります。高級なカーナビを付けていたとしても評価されません。

カーナビでマイナス査定になるポイント

カーナビが装備されていても、故障している場合はマイナス査定となります。故障は実費分がマイナス査定となります。基本的に修理費用は新品より高くつくことになりますので、取り外し純正の状態に戻す費用が目安になります。

取扱書も紛失や破損している場合は3千円のマイナス査定となります。普段から大切に保管しておきましょう。

オーディオはプラス評価されない

ナビゲーションシステム内蔵のオーディオ類（ラジオ、CD,メモリー対応など）は査定で評価されません。

なお、オーディオはカーナビ付属に関係なく、単体で装備している場合も車種やクラスを問わず評価の対象になりません。

ただし、標準装備の純正オーディオ類が故障している場合は1万円、欠品の場合は2万円、本体の取り外跡がある場合は5千円のマイナス査定となりますのでご注意ください。