エアバッグはオプションの場合に買取査定でプラス評価される
自動車の事故を未然に防止する技術は日々進化をしています。主にABSや横滑り防止装置(ESC)といった運転ミスを未然に防止する「予防安全」と、シートベルトやエアバッグといった衝突時のケガを防止する「衝突安全」の2種類あります。
車に乗る限り、事故を起こさない保証はありません。また自分がいくら気を付けて運転していたとしても、もらい事故になる可能性もあります。安全に走行するためにも、安全装置は、絶対装備されていてほしいものです。
安全装置は全て義務化されているわけではない
安全装置で装備が義務化されているのは、実は「シートベルト」と「ESC」(新型車で2014年11月発売以降、継続生産車が2017年2月以降から義務化)の2つしかありません。
エアバッグもかなり普及しており、1990年以降からはほとんどの新車に標準装備されています。しかし装備は義務ではないので、必ずしも全ての車種で装備されているわけではありません。
エアバッグの種類
最近の車種で標準装備されつつあるのが、運転席と助手席の前面に設置されているSRSエアバッグです。SRSエアバッグは正面衝突のように進行方向からの衝突に効果を発揮しますが、ドア面に車が突っ込んでくる「横からの衝撃」には効果を発揮しません。
横からの衝撃は、ドア側の上部に設置されているサイドカーテンエアバッグやサイドエアバッグが有効ですが、これらはメーカーオプションになっているケースが多いです。上級グレードの車種になると十数個のエアバッグが装備されているものもあります。
買取査定におけるエアバッグの評価
エアバッグが装備されている車を売却する場合は、プラス査定になります。日本自動車査定協会(JAAI)の基準では、車種・クラスに関係なく、1か所につき10点(約1万円)のプラス査定にするよう明記されています。
例えば運転席と助手席、サイドエアバッグを両側についている場合は4か所になるので40点(約4万円)のプラス査定になる計算です。
ただし、プラス査定になるのは装備されていない車種で、メーカーオプションとして取り付けた場合に限ります。標準で装備されている車種は、グレードによる査定となりますのでご注意ください。
エアバッグに不具合がある場合の査定評価は?
所説がありますが、エアバッグの耐用年数は10年~15年ほどといわれています。また、耐用年数に応じて交換やメンテナンスの義務もないため故障を判断する方法がないのが現状です。(仮に故障をしている場合は、リコールの対象となるのでディーラにて無償修理となります。)
エアバッグの不具合で最も多いのがスピードメーター近くに表示される「SRSエアバッグの警告灯」が消えない症状です。これはエアバッグの故障というより、センサーやコンピュータの誤作動が原因で起こります。これらはディーラや整備場でリセットができる程度の場合もあります。
エアバッグの不具合でマイナス査定になるとすれば、コンピュータやセンサーの誤作動による点が考えられます。
不具合は修理してから査定に出した方がお得?
SRS警告灯の誤作動をリセットするだけであれば、数千円程度の費用でで済む場合もありますが、コンピュータやセンサーを交換した場合、10万円~30万円ほどかかる場合があります。
仮に10万円の修理費用で済んだとしても、買取査定の評価は1点につき10点(約1万円)の評価しかなりません。
修理することでプラス査定にすることは可能ですが、修理費用以上に査定で評価されることはありません。不具合があったとしても現状のまま査定に出した方が賢明です。
エアバッグ装備の車を高く売る方法
エアバッグが標準で装備されている車と、オプションで装備した車とでは査定評価に違いがでてきます。どちらが結果として高く売れるかは「車種」や「年式」、「走行距離」といった基本情報により変わってきます。
つまり、「中古車市場でどれくらい人気があるか?」が高く売れるかどうかの境目になります。買取会社によって、得意な車種と不得意な車種がある場合もあり、得意な車種は「いくらで売れるか」を熟知しているので高い査定額を出してくる傾向にあります。
車を高く売るためには、高く買取ってくれる買取会社を見つけることです。もし1社のみ査定を依頼したとすると、その査定額が高いのか低いのかの判断がつきません。
そのため、1社に絞るのではなく、すくなくとも数社に見積を出してもらい比較することが大切です。
査定見積は無料なので、利用しない手はありません。見積もりを集めた後は、一番高い査定額を出した買取会社に売るだけで大きな利益を得ることができます。
車を高く売る方法は「一番高く売れるお店を探す」に尽きます。
買取店によって欲しい車が異なるため、同じ車の査定でも平均で13万円以上の差がでると言われています。
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