オルタネーターの交換時期は15万kmが目安！故障する前に交換しよう

オルタネーターとは、エンジンの回転を利用して電気を作る発電機です。

エアコンやライト、パワステなど…電力消費が大きい車にとって、オルタネーターは心臓部ですね。

オルタネーターが故障すると、発電できない、あるいは過充電が起きたりします。

できれば故障するまえに交換したいところですが、見た目で劣化の判断が難しい部品です。

「いつ交換したら良いのか？」オルタネーターの交換時期と費用についてご紹介します。

出典：www.palsports.co.jp

オルタネーターの交換時期

オルタネーターの交換時期は15万km程度の走行距離が目安です。

オルタネーターは耐久性がある部品なので、頻繁に交換するものではありません。

しかしバッテリー消費量の多い車や、性能の低いオルタネーターは、走行距離が10万kｍ以下でも故障するケースがあります。

オルタネーターが壊れると発電できなくなり、バッテリーが切れてしまいます。

ただバッテリーが切れるまでは自走可能なので、「壊れてから交換する」という方が多いのも事実。

オルタネーターは新品・中古をとわず在庫が十分にあるので、取り寄せに困らない部品です。

壊れてから交換すればすぐに元通りになるので「壊れてから交換する」というのもアリですね。

実際、オルタネーターを交換しないでも20万kmや25万kmを走行している車もいます。オルタネーターは耐久性あり、かつ交換が簡単な部品と言えます。

オルタネーターが壊れたときの症状

オルタネーターが故障すると、「バッテリーが充電されない」あるいは「バッテリーが過充電される」というトラブルが発生します。

バッテリーが充電されないとバッテリー警告ランプが付きます。

また、荷重電されるとエンジンルームから硫黄の臭いがします。

車にとって電気は「命」そのもの。バッテリーの不足・過充電は非常に深刻です。

オルタネーターの故障が原因の時は、早めに交換しましょう。

⇒エンジンルームから硫黄の臭いがしたら要注意

⇒エンジンルームから「ウィーン」の音がする4つの原因と対処法

オルタネーターの交換費用

オルタネーターの交換工賃は1万円〜2万円程度です。

工賃に加えて本体の価格が上乗せされますが、新品だと10万円近くかかります。

そのためオルタネーターはリビルド品(中古)を選ぶのがオススメ。中古品は1.5万円〜3万円程度です。

予算が許すなら「安心」を買おう

オルタネーターが故障するまで交換しないのもアリですが、旅行中など遠出をしているときに壊れると…大変困りますよね。

オルタネーターは予兆なく突然壊れることが多いので、「いつ壊れるか」ヒヤヒヤしながら乗るのも嫌ですよね。

壊れる前に交換するのは正しい判断です。

できるだけ故障の予防しよう

オルタネーターは普段の点検で摩耗度をチェックすることができません。

唯一チェックできるタイミング。それは、ベアリングやプーリーなど、他の消耗部品を交換するときです。

エンジン関連の部品を交換するときは、ぜひオルタネーターのブラシがどれくらい摩耗しているか見てもらいましょう。

ブラシが半分程度に減っているのであれば、交換したほうが良いです。

また、カーショップや整備工場でバッテリーアナライザーを用いてバッテリー状態を計測し、オルタネーターの稼働状況を推測することも可能です。

ただしバッテリーからの推測はあくまで「推測」なので、実際いつ壊れるかは判断が難しいところです。

修理費が高い場合は乗り換えも検討する

年式が高い車や走行距離が多い車は故障する確率が高くなります。修理費が高いと直すべきか悩みますよね…。

修理して乗り続けるのはコスパも良いですが、場合によっては売却して乗り換えたほうがお得なことも。

中古車は年式が1日でも低ければ低いほど査定に有利な傾向があります。少しでも「売りろうかな…」とおもったら、無料の一括査定の申込みも視野に入れましょう。

もし満足のいく査定額でなくても無理して売る必要はありませんしね。何より無料なので試してみる価値があります。