リコール対象車は買取査定に影響が及ばない理由とは

「タカタ製エアバッグ搭載車」のリコール問題。

全世界で約6,000万台と大規模リコールの見通しと報じられ、大きな話題になりましたね。

自動車業界で話題になる「リコール」問題。

リコール対象になった車を売りたいとき…高く売ることができるのでしょうか？

このページでは、リコールと査定額についてご紹介します。

自動車のリコール制度とは？

車の設計や機器に不具合により事故を起こす可能性のある車を改修し修理する制度です。

不具合は自動車メーカー、あるいは国土交通省がユーザーボイスを集計することで発覚しリコールを行います。

リコール対象の車でも査定に影響はほとんど無し

「リコール対象の車は不具合のある車だから高く売れないんじゃないかな…。」

そう不安に思うかもしれませんが、リコール対象の車であっても査定額に影響はないと考えて良いでしょう。

理由は主に次の２つにあります。

1.リコール車は無償でディーラー修理されるため

リコール対象の車は単なる「不具合のある車」と異なる点があります。

それは、ディーラーで無償修理をしてくれること。

近年は車の性能が向上しているので比較的故障や不具合が少なくなっていますが、それでも特有の不具合はどの車種にもつきものです。

※車種別の不具合については、国土交通省が提供する「不具合情報」をご覧いただくとよくわかります。

⇒自動車のリコール・不具合情報

不具合のある車は自己負担で修理せざるを得ませんが、リコール車は無償で修理してくれます。

そのため、リコール部分が未修理の車であったとしても、後々に無償で修理を依頼できるので中古車市場でもそれほど毛嫌いされません。

2.修理された後は不具合が無いため

リコールにより修理された車は、不具合が解消されます。（不具合が解消されていない時は、再度リコールとなります。）

そのため、車が「リコールされた」ことに対しては、特に問題があるわけではありません。

不具合は無償修理で解消されることが市場においても理解されています。

リコールに対して特に負のイメージが付かないといえるでしょう。

全世界で6,000万台のリコールを行った『タカタ製エアバッグ搭載車』であっても、エアバッグがタカタ製かどうかを気にして購入している人はほとんど見受けられませんよね。

リコール対象車かどうかについていえば、査定額に影響がないといえるでしょう。

査定額が下がるのは整備不良車

リコール対象車は、言い方を変えるとしっかり整備された（あるいは整備される予定のある）車だと言えますね。

それに対してメンテナンスをしっかり行っていない車は査定額に大きな影響がでることがあります。

例えば、エンジンオイルを定期的に交換していない車。

エンジンオイルをはじめ車に使用されるすべてのオイルは経年劣化します。

長年交換しないでいると、エンジンなどが故障するリスクがあります。

リスクのある車は、故障したときの修理費に高額な費用が発生するので人気がありません。

日頃のメンテナンスこそが、車の価値を維持するための最大の秘訣といえるかもしれませんね。

修理費が高い場合は乗り換えも検討する

年式が高い車や走行距離が多い車は故障する確率が高くなります。修理費が高いと直すべきか悩みますよね…。

修理して乗り続けるのはコスパも良いですが、場合によっては売却して乗り換えたほうがお得なことも。

中古車は年式が1日でも低ければ低いほど査定に有利な傾向があります。少しでも「売りろうかな…」とおもったら、無料の一括査定の申込みも視野に入れましょう。

もし満足のいく査定額でなくても無理して売る必要はありませんしね。何より無料なので試してみる価値があります。