【車買取】査定前後の断り方・キャンセル方法とトラブル対策
車の一括買取査定のメリットは、ディーラー下取りより高く売れることですが、買取店との取引をする手間がデメリットですね。
買取店との取引で最も面倒なのが「断り方」です。
- 納得のいく査定額ではなかった
- 他の買取店の査定も試したい
- 売却するかじっくり考えたい
買取査定は1社で決めてしまうと必ず損(安値で取引)をします。
なので、高く売るためには「断る」行為は必ずつきものですが…交渉が苦手な人や、セールスの押しに弱い人は苦労しますよね。
このコラムでは、しつこい買取査定の断り方を解説します。
出張査定員への断り方
まずは出張査定のパターンから紹介します。
買取査定は実車を確認する必要があるため、出張査定が基本です。(ガリバーなど一部の会社は店頭査定)
査定員も経費をかけて出張した手前、手ぶらで帰ることは避けたいのが本音。
しかも「できるだけ安値で契約したい」という思惑もあるので、体育会系ばりの忍耐力と迫力で相手を弱らせ契約にこぎつける査定員も多く大変です。
しかし、どんな査定員であれ、断る理由をしっかりと持つことが大切です。
- 次の買取店のアポイントがあるので今日はお引き下がりください
- 今日は時間が無いので後日返事をします
- 査定額〇〇万円以上でないと契約しません。
ポイントは、「時間が無い」ということと、「条件が合わない」という2点。
もちろん売約の条件(売値)を高めに設定しておいて、その条件で交渉がまとまれば、それはそれで良しです。
あと、断った後に必ずと言っていいほど「いま契約しないと、この査定額で提示ができない」、「1回限りの交渉」と軽い脅迫をしてきますが、気にしなくて結構です。
電話での断り方
契約が決まった時や、売るのを止めた時は、電話で査定店へキャンセルを申し込みます。
なお、こちらからキャンセルの電話をかけるのは、まだ査定の予約が残っている買取店のみでOKです。
- ほかの買取店へ契約が決まった
- やっぱり車を売るのをやめた
- 親戚・知人に譲ることにした
こんな感じで理由のみシンプルに伝えましょう。
買取店によっては、しつこく理由を聞いてきたりしますが、余計なことを言うと尾を引く可能性が高いので、シンプルに伝えて電話を切りましょう。
契約後はクーリング・オフできない
キャッチセールスや訪問販売で、強引に商品を買わされ消費者の不利益を防ぐために、「クーリング・オフ制度」が設けられています。
しかし車買取では、十分に熟慮されて契約されるため、クーリング・オフ制度は適用されません。
ただし契約とは「契約書」を書面で交わした後であり、契約する前であればキャンセルは可能です。
契約の状況 | キャンセルの可否 |
契約前(口約束) | ○ |
契約中(契約書が手元にある) | ○ |
契約後(契約書に押印し渡した) | ☓ |
自動車売却の契約書にも「クーリング・オフ不可」と書いてあると思いますが、書面を交わした後のキャンセルはほぼ不可能と思っていてください。
なので買取店の口車に乗せられずに、納得のいく買取額まで粘り強く交渉する「意思」が大切です。
(トラブル)契約後に査定額の減額を提示された場合
最近は買取店のモラルも向上しているため、この手のトラブルは無くなりつつありますが、契約後に査定額の減額を提示されるケースがあります。
- 査定時に気づかなかった車体の傷があった
- 報告のない事故歴が確認された
つまり、査定員が査定時に車体の程度を見抜けなかったために、実際よりも高い査定額で契約してしまったため契約を破棄しろという提示です。
例えば事故車で修復歴があるにもかかわらず、「無事故車」と嘘をつけば瑕疵(かし)責任を問われる可能性があります。
が、中古車で購入した場合は、修復歴があるか知らないケースもあるため、全てが瑕疵責任を問われるわけではありません。
何より、査定時に車の程度を見抜けなかった査定員に落ち度があるので、ほとんどのケースでは契約後の交渉は認められません。
もし買取店と再査定のトラブルが起きた場合は次の2つを行いましょう。
- 買取店の本社宛に「営業所」「担当者」を報告し苦情を入れる
- 国民生活センター(消費者生活センター)に相談する
大手の買取店ではない場合は、本社が存在しない場合があるので直接、国民生活センターへ相談しましょう。
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