先進安全自動車(ASV)搭載した車を買取査定で高く売るためのポイントとは
先進安全自動車(ASV)の実用化が急速に進んできましたね。
自動車保険も2017年からはASVを搭載した車に対して、保険料を10%安くすることが決まりました。
AVSが社会的に安全性が認められつつある証明と言えるかもしれません。
中古車市場でも安全装置を搭載した車は高く評価される傾向にあります。
ASVを搭載した車も同様で、売却するときも高く評価されるでしょう。
先進安全自動車(ASV)とは?
そもそもASVとは、ドライバーが安全に運転するためにシステム制御された装置のことを言います。
これまでの安全装置はABS(アンチロックブレーキシステム)やエアバッグなどが主流でした。
ASVを搭載した車は「事故を未然に防ぐ」ことを目的としており、より安全に走行ができるとされています。
実用化されたASV
ASVの認定は国土交通省が行っており、実用化に向けてメーカーが研究を進めています。
2016年12月現在までに実用化された、ASVの一例は次の通りです。
衝突被害軽減ブレーキ
衝突被害軽減ブレーキは、走行中に車が前方の障害物を感知して衝突被害を軽減するための装置です。
TVのCMなどでよく見られる、壁に向かって走行しぎりぎりで止まるシーンは有名ですよね。あれが衝突被害軽減ブレーキです。
衝突被害軽減ブレーキは「自動ブレーキ」ではありません。あくまで「衝突被害を軽減する」までにとどまります。
速度や道路の状況次第では、制動距離が足りずぶつかることもあるので注意が必要です。
車間距離制御装置(ACC)
ACCは一定の速度で走行しながら、前方車両との車間を制御しながら自動でアクセルコントロールをする装置です。
ACCの前身には、CC(クルーズコントロール)という装置がすでに数十年前から実用化されています。
CCでは一定のスピードのみ制御できますが、車間を取るためのブレーキは自分で踏む必要がありました。
ACCでは車間のブレーキも自動制御となったので、利便性が飛躍的に向上しました。
レーンキープアシスト
レーンキープアシストは、走行中に車線の中央付近から離脱するとハンドル制御で中央に戻す装置です。
装置はフロントガラスにカメラを設置してあるタイプが一般的で、カメラが路面の区画線を認識し制御する仕組みになっています。
駐車支援システム
駐車支援システムは、駐車場への駐車をする時のハンドリングを制御するための装置です。
駐車をする前に、車を駐車する位置を設定します。設定後に自動ハンドル操作が作動する仕掛けになっているのが一般的です。
ドライバーはハンドルには触れずに、ブレーキとアクセス操作のみを行い駐車します。
他にも「ふらつき警報」や「自動切換型前照灯」などがASVとして実用化されています。今後も各メーカで新しいASVが開発され実用化が進むことでしょう。
ASVを搭載した車は買取査定額がアップする
車の買取査定では、中古車市場の相場をもとに価格が決まります。
中古車市場で人気のある車は、比例して高い査定額になります。一方で人気の無い車は、安い査定額になってしまう仕組みです。
中古車市場では「安全装置」のある車は評価される傾向にあるので、一定の査定額のアップが見込まれます。
またASVや既存のエアーバッグやABSのような安全装置は、すべてメーカーオプションになります。
メーカーオプションは納車後に装備することができないオプションなので、特に高評価されやすいでしょう。
なお、安全装置が車種のグレードで標準装備されている時は、グレードの相場価格が基準となります。
ASVを搭載していても高く売れない理由とは?
ASVを搭載していると高く売れる傾向にあります。
ただし中古車市場の相場が基準となりますので、同じ車種・年式・走行距離の相場より、査定額が下回ることを理解しておきましょう。
ちなみに、車を売るときは「売る方法」次第で価格が大きく異なることをご存知でしょうか?
車を売るときは、ディーラーの下取りより買取店に売った方が高くなりますよね。
さらに、買取店で高く売るための大切なポイントがあります。
それは、複数の買取店に査定を依頼することです。例えば1社のみに依頼すると、どうしても足元を見られて低い買取価格で言い寄られてしまいます。
複数社依頼することで「見積もり金額を競わせる」ことができますよね。
競わせることができると、おのずと買取価格がアップできるので覚えておきましょう。
車を高く売る方法は「一番高く売れるお店を探す」に尽きます。
買取店によって欲しい車が異なるため、同じ車の査定でも平均で13万円以上の差がでると言われています。
ただ正直なところ、一括査定は手間がかかるので、全ての人にお勧めはできません。時間は有意義ですからね。
私が愛車の日産ティーダを一括査定で売却したときは、ネット申込~売却完了まで3時間かかりました。
手間はかかりましたが、査定額が最も安いお店と比べて15万円高く売れました。
3時間で15万円を儲けたので、時給換算だと5万円。手間をかけた価値は十分あったと思います。
高く売るならまずはネット申込みから。
一括査定は、約1分の入力で数社の一括査定を無料で申し込むことができます。
複数社から営業電話が来るのがイヤ?
そんな方は話題の「ユーカーパック」がオススメ
車を高く売るには、一括査定が最もオススメです。
ただ申込後から出張査定のスケジュールを調整し、立会い⇒交渉する手間がかかります。
それに
・営業電話がたくさん来るのが嫌
・何社にも個人情報が流れるのが嫌
と、不安な方も多いですよね。
ユーカーパックは複数社の査定交渉も一手に引受けてくれるので、営業電話は無く、個人情報も拡散せず安心して利用できます。
ただし、全て丸投げ代行で楽な分、一括査定より高く売れません。
それでもディーラーへ下取りするより確実に高値で売ることができます。