廃車になった車は解体されるとは限らない
「廃車」と言えば、車をスクラップして鉄くずにするイメージを連想しますよね。
スクラップは廃車にする上でのリサイクル過程でしかありません。
廃車は2種類あり、「一時抹消登録」と「永久抹消登録」があります。
一時抹消と永久抹消の違い
一時抹消は、一時的に自動車の使用を停止するための書類手続きです。
海外出張や長期旅行など車を使わない場合に申請を行うことで、自動車税の支払いを止めることができます。
一方で永久抹消は、完全に車を解体してしまう手続きです。申請するには、リサイクル業者から解体完了の確認をして、手続きに臨み必要があります。
一時抹消・永久抹消の手続きは自分で申請することができます。
下取りや買取で廃車にしてもらうときは、どちらの手続きを行うか事前に確認したほうが良いでしょう。
下取りや買取の査定で「廃車」だった場合
年式が古く走行距離が多い車だと、中古車市場の相場も下がるため査定額も低くなります。
買取や下取り査定に出すと、「この車は廃車ですね」と言われ査定額が0円になることがあるでしょう。
ただし、ここで言う「廃車」は、必ずしもスクラップし解体することの意味ではありません。
一時抹消をする場合は、一時的に登録を消すだけですので、再登録することで再販することがでます。
永久抹消の場合は、解体する前に売れる部品を取り外して再販されます。
いずれの場合も廃車だから価値が0円ということではなく、手続き上「廃車」にするということを意味します。
再販できる部品とは?
ディーラーで下取りされた廃車は、すべて最寄りの解体業者へ集められます。
集められた廃車は、解体する工程でリサイクルする部品と廃棄処分する部品とで仕分けられます。
部品は、エンジン・シート、ハンドル・ボンネット・ドア・サイドミラーなどと細かくバラされます。
流通の多い車は中古車部品の市場へ再販されることになりますが、売れない部品は廃棄できるものとリサイクルできるものへ分解されます。
車の場合は車体の70%が鉄でできていますので、鉄資源としてリサイクルされます。そのためほとんどの部品がリサイクルされると考えて良いでしょう。
手間をかけず無料で廃車する方法
自分で廃車の手続きをすべて行うと手数料負担を減らすことができますが、とても手間と労力がかかります。
お勧めは廃車引き取りを専門にするお店に依頼するとことです。
専門店に依頼すると手続き・搬送・スクラップ費用を無料で対応してくれます。
さらに自動車税・重量税・自賠責保険の3つを返金してくれるのが有難いです。
廃車専門店で有名なのは「カーネクスト」ですね。24時間年中無休で対応してくれるようです。
買取専門店に売ることも考える
「走行距離が10万キロオーバーの車」や「年式が10年以上古い車」は廃車にするものだと思い込んでる人も多いですよね。
廃車にするくらいボロボロな車であっても、耐久性のある日本車は東南アジアや中東で人気があるのをご存じでしょうか?
例えボロボロの車であっても走行できるのであれば無料どころか買取してくれる可能性が高くなります。
私も廃車にしようと思っていた10年落ちの日産ティーダを15万円で売ることができました。
買取専門店は全国に数多くあります。 無料の一括査定に申し込むと近所の買取店を最大10社から選ぶことができるのでお勧めです。
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