過走行車を高く売る方法

愛車の走行距離が10万キロオーバーしたしそろそろ買い替えの時期かな・・・でも過走行車〈多走行車〉だから査定０円どころか廃車にお金がかかるんじゃないかな？

そんなお悩みのあなた。実は、過走行車でも価値が無い車は存在しません。過走行車を売却するコツをご紹介します。

過走行車とは？

過走行車とは、字のごとく走行距離の多い車のことです。ただし車の走行距離が多いか少ないかの明確な基準は実存在しません。

過走行車、低走行車の基準は中古車販売の業者が独自に作ったシステムであり、「年間の走行距離が8千～1万キロ、または合計の走行距離が8万キロ～10万キロ」がいわゆる過走行車と位置づけられています。

年式が高い（新おしい）車であったとしても年間の走行距離が多ければ「過走行車」と判断されてしまいます。

仮に3年落ちの車が5万キロの走行距離だと年間で約1万6千キロなので、過走行車となります。過走行車と判断された場合、通常の走行距離の車と比べて買取の査定価格が大幅に減少してしまいます。

過走行車は本当に価値が０円なのか？

例えば合計の走行距離が10万キロをオーバーしている場合は、ドライブシャフトやサスペンション、ミッションなど足回り関連が劣化するのは事実です。また、エンジンベルトやフィルター関係などが消耗し交換が必要なことが多いため買取価格が下がることは事実です。

しかし例えば同じ10万キロでも、高速道路を中心に長距離を主に走行した車と、街乗りの単距離を主に走行した車では車の劣化度に大きな違いがあります。劣化度が多いのは後者の街乗り走行になります。

あなたの愛車はどちらでしょうか？

仮に過走行車であってもメンテナンスをこまめに行っていれば、その点は評価されるべきポイントになります。

過走行車でも高値で売れる３つのポイント

愛車がこれら条件に該当する場合は、一度「買取専門会社」へ査定依頼されることをお勧めします。

過走行車でも新車価格より高値になる希少車種が存在する！

人気車種は走行距離や車の状態により査定価格が決定しおおむね高値で取引されます。それは需要と供給のバランスで、高値であっても買い手が多くいるためです。

しかし、どんなに高値でも新車購入時の価格と同じになることはありません。

新車価格より下回るのが常識の範囲です。しかし世の中にはその「常識の範囲」を超えたいわゆる「希少車種」が世の中に存在します。

例えば、トヨタの２０００GT 。新車価格が当時238万円（現在で約2000万円）でした。この車が発売されたのは1967年～1970年なので、現在の中古車としては年式が45年以上落ちとなりますが、現在中古車市場で3000万円～1億円で取引されています。

⇒車の価値があがる？！「希少性のある車種」ベスト５

不人気者で低年式（古い）な車を売却するテクニック

過走行車の売却は、「買取専門会社」または「ディーラー」のいずれかになります。自分の車がどれくらいで売れるかを手軽に知るには「買取専門会社」へ出張査定を依頼してみましょう。

その査定価格とディーラーの下取り価格を比較するのも手ですが、裏ワザとして「解体業者」へ査定依頼することをお勧めします。

実は人気の無い車種の過走行車は解体・スクラップされて鉄くずとして転売される可能性が高くなります。
鉄くずは約２～3万円の価値になりますが、ディーラーの下取りでは逆に廃車手数料を取られる場合があります。

買取専門会社、ディーラー、解体業者の３つで納得のいく査定を手に入れましょう。