台風で車が浸水した!冠水で廃車になる4つの理由
台風や豪雨で車が不運にも車が浸水することがあります。車はある程度の耐水性があるように設計されていますが、限度は床下までとされています。
冠水した車は無理にエンジンをかけると破損の原因につながります。エンジンをかける前に整備工場などへ搬送し点検してもらいましょう。
エンジンや電気系統にトラブルが発生したときは修理費が高額になる傾向にあります。
浸水で廃車になる4つの理由
エンジン内部に水が侵入
エンジン内部に水が入る経路で最も多いのがエアクリーナーです。エアクリーナーに多少の水が付着しいている分には熱で蒸発させることができますが、大量の水だとパイプを下ってエンジンルームまで流れてしまいます。
水が入った状態でエンジンが始動すると、コンロッドと呼ばれるピストンとクランクをつなぐ棒が破損します。コンロッドは空気を圧縮するための部品ですが、水は圧縮できないため簡単に曲がったり折れてしまうのです。
コンロッドが破損すると交換が必要になります。他にもシリンダーやシリンダーヘッド、バルブなども破損していることも考えられ、修理費が高額になります。
電気系統のショート
車の電気系統はある程度の耐水性がありますが、浸水による多量の水でショートする可能性が高くなります。特に近年の車は精密にコンピュータ制御(ECU)されていますので、少しの浸水で簡単に破損してしまいます。
なお、破損の被害も大きいですが、水を介して感電する恐れがあり人的な注意が必要です。
特にハイブリッドカーは大容量のバッテリーを搭載しているため感電の被害が多くなります。冠水したらエンジンを止め、車両に近づかないようにしましょう。
ミッション内部
ミッションケースやハブの上部にブリーザーと呼ばれるエア抜きがついています。浸水がブリーザーより高くなるとその穴からミッションケース内部に水が入り混んでしまいます。
ミッションに水が入ることで稼働しずらくなりますが、すぐに故障することはありません。
オイル交換をしないで走行を続けると破損する可能性が高くなるので注意が必要です。
車内の臭い
車内に浸水するほど冠水したのであればエンジンや電気系統に影響がでているかとおもいますが、加えて車内に臭いが付着します。
臭いはシートなどに水が染み込むことでドブ水のような異臭を放ちます。シートが完全に乾くとある程度は臭いも収まりますが、完全に除去することができません。
臭いを完全に除去するにはシート類をすべて交換する必要があるため費用が高額になります。
修理代を自動車保険で補えるか確認する
水害による冠水は自賠責保険(強制保険)では保証されません。
任意の自動車保険の車両保険に加入していると保証される場合がありますので確認してみましょう。
ただし保証されるのは時価額で決まるため、特に年式の低い車や走行距離の多い車は保証金が低くなってしまいます。
冠水車はエンジンをはじめ電気系統、ミッション、車内の異臭など修理費が高額になる傾向にあります。保険金より修理費が高いときは自己負担するか、あるいは廃車を考える必要があるでしょう。
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