廃車(一時抹消登録)した車を復活させる方法
廃車(一時抹消登録)した車に再び乗りたいときは、「中古車新規登録」の手続きを行います。
手続きは、車の使用者が住む地域を管轄する陸運支局(軽自動車は軽自動車検査協会)で申請することができます。
申請までの手順廃車次の通りです。
中古車新規登録の手続きは、廃車(一時抹消)の手続きよりも面倒です。申請が完了までおよそ3日~10日ほど要すでしょう。
事前に用意する書類
陸運支局に行く前に次の2つの証明書を用意する必要があります。
- 自動車保管場所証明書(車庫証明書)
- 自賠責保険の証明書
車庫証明書は最寄りの警察署で申請します。申請後3日~7日程度で発行してもらえます。
自賠責保険の加入は、損害保険会社(組合)やディーラーなどで手続きを行います。加入するときに車庫証明書が必要になります。
仮ナンバーを申請する
自動車新規登録を申請するには、陸運支局(軽自動車は軽自動車検査協会)へ申請する実車を持って行き、その場で車検を受ける必要があります。
陸運支局まで車を運転するのにナンバープレートが無いと公道を走ることができません。そのため事前に仮ナンバーの手続きが必要になります。
仮ナンバーの申請は、市区町村役場または陸運支局で手続きができます。申請に750円程度の費用が必要になります。
申請に必要な書類は次の通りです。
- 一時抹消登録証明書(コピー可)
- 自賠責保険証明書(原本)
- 印鑑(認印)
- 免許証
中古車新規登録の申請
仮ナンバーの申請が終わると、ようやく中古車新規登録の申請を行うことができます。申請を行う前に、次の書類を用意しましょう。
- 一時抹消登録証明書
- 自賠責証明書
- 自動車重量税納付書
- 所有者の印鑑証明書(3ヶ月以内)
- 印鑑(実印)
車の所有者と使用者が異なる場合は、別途「委任状」、「使用者の印鑑証明」、「使用者の実印」が必要になります。
印鑑証明書は各市区町村の役所や証明書発行センター(住基カードがあれば、コンビニなどでも取得可能)で発行することができます。時間が無いと発行に時間がかかることもあるので、事前に用意しておくと良いでしょう。
陸運支局で車検を受ける
中古車新規登録の書類申請が完了すると、車検証を発行するため車検を受けます。
車検は陸運支局内で行われます。申込用紙に必要事項を記入し車検を受けましょう。
車検を受けると、中古車新規登録に必要な「定期点検整備記録簿」と「自動車検査票」を受領できます。
書類に不備がなければ受領後に申請を行うことで即時ナンバープレートが発行されます。
発行されたナンバープレートを取り付けてもらえれば、晴れて中古車新規登録が完了し公道を運転することができます。
中古車申請登録は申請に必要な書類が多くあります。一点でも不備があると交付ができず2度、3度手間になってしまうので事前にしっかり揃えておくことが大切です。