廃車にする・しないの基準は修理費がいくらかかるかで決まる

車の車検が近づくと、車検を通すか乗り換えるか悩みますよね。

年式が古いから買取や下取りに出しても売れないだろう・・・。そう思いがちですが、たいていは誤った考えだったりします。

売りに出せる車を廃車にしてしまうのであれば、それほどもったいない話もありませんよね。

修理費が高い場合は廃車にする

廃車にするかしないかは、修理費用や維持費がどれくらいかかるかで判断します。

修理に関しては、どんな事故車であれ年式の古い故障であれ、直せない車はありません。

クラシックカーの愛好家が半世紀前の車でレースに出場していたりしますが、車の寿命はメンテナンス次第で何十年も伸ばすことができるのです。

ではなぜ修理をしないで廃車にするかといえば、修理費や維持費が高いからです。

修理費を支払うくらいなら乗り換えたほうが経済的な負担が少なく、かつ車の性能も向上するため、廃車にするのです。

車の状態別の廃車基準

事故車の場合

車が事故にあった時は、保険金で修理費がまかなえるかがポイントになります。

自分に過失がない事故であったとしても、相手の保険から支払れる賠償金額は時価額が限度になります。

時価額は中古車市場の相場をもとに算出されるため、年式の低い車や走行距離の多い車は時価額が低くなってしまいます。

例えば修理費が３０万円かかるのに対して時価額が２０万円の場合は、１０万円足りない状況が発生します。

不足分は自分で負担し修理するか、あるいは修理するより手放した方が経済的である場合は廃車になります。

故障車の場合

自損事故で故障したり、部品の劣化によって修理が必要な場合があります。

修理に使用する代用の部品はメーカーで約７年～１０年保有していますが、生産台数の少ない車は在庫が切れている可能性があります。

メーカーに在庫が無い場合は中古の部品を探すことになりますが、年式が古い車ほど供給量が少ないため入手が難しくなります。

例え修理したとしても、年式により他の部品が摩耗したり劣化することで交換が必要になるため、維持するのに高額な費用が必要になるでしょう。

お金をつぎ込めば直せない故障は無いといえますが、費用が高くなると新車・中古車に乗り換えたほうが安上がりになる場合があります。

整備工場やディーラーに修理の見積もりを依頼してみましょう。修理費が高いようだと乗り換えや廃車を考えることをお勧めします。

車検満了が近い

廃車を考えるタイミングで一番多いのは車検ではないでしょうか？

年式が低くなるにつれて部品の劣化や消耗が出てくるため車検を通すための修理費も高くなる傾向にあります。

加えて新車登録から１３年（ディーゼル車は１０年）経過すると、自動車重量税がおよそ１５％ほど高くなってしまいます。

■排気量別の自動車重量税（年額）

車検の時に総額で修理費がいくらになるか見積もりを依頼しましょう。

車検を通してあと２年（次の車検）まで乗り続けるか、廃車にして乗り換えるか見積もりを持て判断する必要があります。

年式が古い・走行距離が多い

年式が１０年落ちで走行距離が１０万キロオーバーだと価値が無いので廃車にすると考える人がたくさんいます。

確かに中古車市場では走行距離が８万キロ以上になると相場が下がる傾向にありますが、価値が０になることはありません。

故障車や事故車で修理に高額な費用が必要な場合を除いて、どの車でも売れる可能性があります。

売ることを考えずに廃車の手続きをしてしまうと、せっかくの財産を手放すのと同じで非常にもったいないことです。

ダメもとでいちど買取査定を依頼することをお勧めします。

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車を高く売るには、「一番高く売れるお店を探す」ことに尽きます。

買取会社によって欲しい車が異なるため、同じ車の査定でも会社により平均で13万円以上の差がでると言われています。

私も日産のティーダを一括査定に依頼したところ一番高いお店と低いお店で15万円の差が出ました。

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手間をかけず無料で廃車する方法

車を売る他に廃車（永久抹消）する方法もあります。

自分で廃車の手続きをすべて行うと手数料負担を減らすことができますが、とても手間と労力がかかります。

お勧めは廃車を専門に引き取るお店に依頼するとことです。

専門店に依頼すると手続き・搬送・スクラップ費用を無料で対応してくれます。

さらに自動車税・重量税・自賠責保険の３つを返金してくれるのが有難いです。

廃車専門店で有名なのは「 カーネクスト」ですね。24時間年中無休で対応してくれるようです。

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