私有地に放置された所有者が不明な車を廃車にする方法
私有地に所有者が行方不明な車が置いてあるときは、勝手に移動したり処分することができません。
処分するには法的な対処が必要になりますので、的確に対処しましょう。
- まずは警察に相談する
- 無料法律相談所(弁護士)に相談する
まずは警察に相談する
放置された車が盗難車や犯罪に使われた車である可能性があるため、速やかに警察へ相談しましょう。
盗難車や犯罪で使われた車である場合は、警察が車を撤去してくれる可能性があります。
所有者が確認できない場合は、基本的に警察は関与できません。車の処分は自分でする必要があります。
無料法律相談所(弁護士)に相談する
警察で所有者が確認できない、あるいは所有者が行方不明の時は法的な手段を取る必要があります。
民法では、車の所有者が「所有権を放棄」した時は、土地の所有者が所有権を取得したことになり、撤去・処分を自分の判断でできることになっています。(民法239条無主物の先占)
つまり、所有者の不明な車を処分するには、まず所有者がいないことを明確にしたうえで、処分する必要があります。
「明確にする手続き」は、法律的な知識が必要になります。事前に無料法律相談所や弁護士に相談しましょう。
一般的な手続きの方法は次の2つです。
1.簡易裁判所へ提訴する
車の所有者を相手方として「妨害排除 請求訴訟」及び「損害賠償請求訴訟」を申請します。
簡易裁判で提訴し相手方が行方不明だった場合は、法的に「所有権を放棄」したとみなされます。
判決が確定すると所有権を取得することができます。その後は自由に処分することができます。
2.張り紙を出す
放置された車に撤去の宣告を明記した張り紙を張ることで「所有権」を確認する方法があります。
張り紙は2~3週間程度の期限を設けて掲載します。
掲載する内容や方法、証拠を残すための写真撮影の仕方などについても法律的な知識が必要になるので自己流で行わない方が良いでしょう。
具体的な方法は無料法律相談所や弁護士に相談することをお勧めします。
手間をかけず無料で廃車する方法
自分で廃車の手続きをすべて行うと手数料負担を減らすことができますが、とても手間と労力がかかります。
お勧めは廃車引き取りを専門にするお店に依頼するとことです。
専門店に依頼すると手続き・搬送・スクラップ費用を無料で対応してくれます。
さらに自動車税・重量税・自賠責保険の3つを返金してくれるのが有難いです。
廃車専門店で有名なのは「カーネクスト」ですね。24時間年中無休で対応してくれるようです。
買取専門店に売ることも考える
「走行距離が10万キロオーバーの車」や「年式が10年以上古い車」は廃車にするものだと思い込んでる人も多いですよね。
廃車にするくらいボロボロな車であっても、耐久性のある日本車は東南アジアや中東で人気があるのをご存じでしょうか?
例えボロボロの車であっても走行できるのであれば無料どころか買取してくれる可能性が高くなります。
私も廃車にしようと思っていた10年落ちの日産ティーダを15万円で売ることができました。
買取専門店は全国に数多くあります。 無料の一括査定に申し込むと近所の買取店を最大10社から選ぶことができるのでお勧めです。
→お問い合わせはこちら