車を廃車にするか悩んだ時の3つの基準
廃車にするかどうかの明確な基準は、実は存在しません。
事故を起こしたり故障した時に、修理費がいくらかかるかが大きなポイントになります。
具体的には次の3つの基準で廃車の是非を考えます。
- 保険金で修理できるか?
- 修理後の安全面は大丈夫?
- 修理するより乗り換えたほうがお得?
保険金で修理できるか?
相手がいる事故の場合、自分に過失が無いときは相手の自動車保険から賠償金が支払われます。
また、車両保険に入っていれば過失がある場合の補償もしてくれますし、台風や洪水などの自然災害で破損した場合も支払われます。
ただし自動車保険で全ての修理費を保証してくれるわけではありません。保証の限度額は車種や年式・グレード別に決められた「時価額」までとなります。
時価額は中古車市場の相場をもとに算出されますので、当然年式の古い車や走行距離が多い車は評価が低くなってしまいます。
例えば修理費が50万円必要な車の時価額が30万円だったときは、限度額が30万円になります。残り20万円は保証されないため修理する場合は自己負担する必要があります。
修理費が高額な場合は新車や程度の良い中古車に乗り換えたほうが経済的な場合もあります。
保険金と少ない自己負担で修理できるかどうかを見極めることが大切です。
修理後の安全面は大丈夫?
国産車のボディは、ほぼ100%モノコック構造を採用しています。
モノコック構造とは車が衝突したときに、ボディやフレームが衝撃を吸収することで車内を守る構造です。
モノコック構造は搭乗者を守る点で非常の優れたつくりではありますが、弱点として一度破損してしまうとフレームが変形してしまうため、元の状態に戻せない点です。
破損したフレームを修復することで見た目は完璧に直ったように見えても、2度目に事故を起こした時に衝撃を吸収する力が無いため、事故の度合いによっては車内まで衝撃が伝わってしまいます。
また、フレームが曲がることで車のバランスが崩れるため、走行中ハンドルが左右どちらかに取られるようになったりまっすぐに走らない可能性があります。
フレームを破損した車を通称「修復歴車」と呼びますが、修復歴車は安全面で大きな不安が残ります。
買取査定金額と比較しよう
走行距離が多い車や年式が低い車の車検が近づくと、車検を通すか考えますよね。
走行距離や年式に比例して消耗するパーツも多く、維持していくのに交換が必要になります。消耗するパーツはタイミングベルトやウォーターポンプなど比較的安いものであれば問題ないでしょう。
しかし車種によって特有の劣化も多く、修理費が高額になることもあります。例えばエンジン故障やクラッチ滑りなど交換が必要になると50万円~100万円近くの修理費がかかってしまいます。
故障すると、その周りの部品にも負担がかかり摩耗していることも多いため、連鎖的に修理が嵩むことになりかねません。
修理費がいくらかかるか見積もりをもらったタイミングで、無料の買取査定を依頼しいくらで売れるか知ることも大切です。
修理して維持するのも手ですが、条件が良ければ売却して新車・中古車の乗り換え資金に充てる方が経済的なこともあります。
例え乗り換えに数十万円の負担があったとしても、長い目で見ると維持費が安く抑えられることになるでしょう。
車を高く売るなら「一括買取査定」が良い理由
車を高く売るには、「一番高く売れるお店を探す」ことに尽きます。
買取会社によって欲しい車が異なるため、同じ車の査定でも会社により平均で13万円以上の差がでると言われています。
私も日産のティーダを一括査定に依頼したところ一番高いお店と低いお店で15万円の差が出ました。
一括査定は、約1分の入力で数社の一括査定を無料で申し込むことができます。1分の入力で簡単に最高額の会社を見つけることができるのです。
手間をかけず無料で廃車する方法
車を売る他に廃車(永久抹消)する方法もあります。
自分で廃車の手続きをすべて行うと手数料負担を減らすことができますが、とても手間と労力がかかります。
お勧めは廃車を専門に引き取るお店に依頼するとことです。
専門店に依頼すると手続き・搬送・スクラップ費用を無料で対応してくれます。
さらに自動車税・重量税・自賠責保険の3つを返金してくれるのが有難いです。
廃車専門店で有名なのは「 カーネクスト」ですね。24時間年中無休で対応してくれるようです。