車の信頼度はレクサスが首位！日本車が高く売れる理由とは？

2016年度版の自動車メーカーの信頼度ランキングが、アメリカ合衆国の情報誌「コンシュマーリポート」から発表されました。

毎年メーカーの信頼度を発表する同誌は、全米で定評があり購買の影響力をもっています。

同誌のランキングをもとに、車市場の動向を探ってみましょう。

首位は4年連続で「レクサス」

ランキングのベスト10は次の表の通りです。4年連続で1位の「レクサス」に続いて2年連続2位の「トヨタ」と続きます。

トヨタブランドが1位〜2位を独占し圧倒的な強さを見せてますね。

コンシュマーリポートはトヨタが「確実なクルマづくりをしている」ポイントを特に評価しているようです。

そもそも「信頼度」とは何か？気になるところですね。

この信頼度調査では、同誌の購読者を対象に約50万台のクルマを評価したようです。

顧客満足度やコストパフォーマンス、不具合情報などをもとに算出しているとのことです。

今回のランキングでは同誌が発行するアメリカ合衆国ブランドのメーカーは3位のビュイック（Buick）のみです。

自国のメーカーを”ひいき”しないで正当に評価している点が「信頼」の裏付けかもしれませんね。

不正が発覚したＶＷは信頼度が大幅ダウン

去年（2015年9月）に排気ガス規制の不正が発覚した、ドイツのＶＷ（フィルクスワーゲン）。13位から22位に急落してしまいました。

日本車では三菱自動車の不正が発覚して以来、販売業績を大幅に落としています。

クルマは販売価格を下げることである程度の業績回復は見込めるかもしれません。

しかしブランドイメージを大きく傷つけたメーカーは今後回復に時間がかかることは間違いないでしょう。

信頼を落としたが車は、中古車としての市場価値も低くなりがちです。

「信頼」と「人気」は同じ

販売台数が多い人気車種は、デザインもさることながら、燃費やメンテナンスのしやすさ、維持費の安さといった”コスト面”も評価されるポイントです。

日本車は運転する面白みに欠けるという評価をよく耳にします。

しかし日本以上に劣悪な路面環境下で20万キロ、30万キロ走行するのが当たり前の国も多くあります。長い目で考えると維持費が安いほうが魅力的に映るでしょう。

日本車（特にトヨタ）はその点「信頼度」がありますので、例え走行距離が多く低年式の車であっても中古車として高く売れる傾向にあります。

まだ走行できる車を廃車にしてはもったいない！

日本国内では10万キロ、10年落ちだと価値が無い車としてあしらわれますが、海外では非常に「もったいない」ことです。

10万キロを超えるとタイミングベルトなどゴム製品の劣化が進むため交換が必要になります。

交換費用は数万円程度で済みますので、交換してしまえばさらに10万キロを問題なく走行することができます。

加えて日本車ブランドの「信頼」がありますので、廃車にするには非常にもったいないことです。

せっかく価値がある車ですから、少しでも高く売却して有用に再利用してほしいものですね。