車検は4か月以上残っていると買取査定でプラス評価される
車を乗り換えたいと思った時、できれば車検の残存期間を残すことなく使い切った状態で乗り換えたいですよね。
車の買取査定の評価では、車検が4か月以上残っているとプラス査定になり、それより短いと評価はゼロになります。
車検にかかる諸経費
車検にかかる諸経費は、車の排気量によってかかる固定の「法定費用」と、車検を行う整備工場やディーラーへ支払う「基本料金」の総額になります。
■法定費用
以下のように車の排気量によって異なる重量税や印紙代など法定費用がかかります。
■基本料金
車検を依頼する整備工場やディーラーによって基本料金が異なります。いわばこの「基本料金」が車検を行う業者の儲けの部分になります。
なお、車検を通すために必要な消耗品(バッテリーやタイヤなど)の交換費用は別途かかります。
車検にかかる「法定費用」と「基本料金」は、車のグレードや車検業者によって異なりますが、大きな問題が限り軽自動車で6万円、乗用車で7万円~15万円程度が相場になります。
本題ですが、車を売るときに車検を通した方が査定価評価に有利になるか?ということですが、車検にかかる費用を上回ることになれば「有利」と言えるし、下回れば「損」と言えるでしょう。
車検は4か月以上残っているとプラス査定になる
車の車検を行う査定士を管轄する㈶日本自動車査定協会という団体があります。この協会で公表する査定基準が査定で採用されています。
査定基準のガイドラインで、車検の残存期間は3か月以内が標準状態と明記されています。
標準状態とはプラスでもマイナスでも無い評価のことで、言い換えると3か月以内はプラス評価されないということです。
理由は、買取会社が査定を経て買取った車は、その後転売されるまでに3か月以上在庫として残るリスクがあるためです。
在庫として残った場合は自動車税と自賠責保険のコストがかかるリスクを伴うためです。
車検の残存期間はできるだけ残さないほうがお得
車検の残存期間の査定評価は、車種のクラスにより異なります。
車のクラス | 3 ヵ月 | 4 ヵ月 | 12 ヵ月 | 24ヵ月 |
---|---|---|---|---|
特 | 0 | 3 | 20 | 70 |
Ⅰ | 0 | 3 | 19 | 66 |
Ⅱ・Ⅲ | 0 | 2 | 16 | 51 |
Ⅳ | 0 | 2 | 15 | 44 |
軽 | 0 | 1 | 7 | 30 |
上の表は車検の残存期間別の査定評価です。0や3といった数字は点数になります。1点につき約1,000円のプラス査定になります。3か月以内の残存は、全車種で評価が0点(0円)となります。
例えばトヨタのアクアはクラスⅣになります。クラスⅣは残存が4か月で2点(約2,000円),12ヵ月で15点(約15,000円),24ヵ月で44点(約44,000円)のプラス査定になります。
車検を通すとクラスⅣの車は最低でも6万円以上の費用がかかります。車検を通したとしても、車検でかかった費用以上の査定評価になることは無いのです。
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