不正が発覚した三菱自動車を高く売る方法
2016年4月19日に、三菱自動車が軽自動車の燃費性能「JC08モード」を良く見せるために不正を働いている疑いがあるとの報道がありました。
三菱自動車も不正を認めているようで、新車販売の売れ行きに大きな影響がでることは避けられません。
不正があったのは「eKワゴン」、「eKスペース」の軽自動車です。OEM販売していた日産「デイズ」と「デイズルークス」にも波及しています。
新車販売に影響が出るといこうことは、中古車市場にも影響がでます。中古車相場が下落するので買取価格も同様に下落してしまいます。
中古車売買の大手であるガリバーが調べたところによると、不正発覚後に同車種の相場が10%~15%安くなったとのことです。
三菱自動車が燃費データを改ざんした軽自動車4車種について、中古車業者間で売買される価格が問題発覚前から10~15%程度下がったことが7日、中古車販売大手ガリバーインターナショナルの調べで分かった。問題発覚を受け、仕入れる業者が急減したためだ。
三菱自動車の「eKワゴン」と「eKスペース」が15%程度、三菱自動車が日産自動車に供給した「デイズ」と「デイズルークス」が10%程度それぞれ安くなった。 <引用元:毎日新聞>
中古車市場では車を買取した後、業者専用のオークションに出品されて転売されます。そのオークションの成約率も80%程度であったのが、不正が発覚した後は30%~40%と半分程度の成約率のようです。
つまり出品された半分の車は買い手がつかない状況ということになります。
成約率が低いのは、中古車販売店が在庫を抱えてしまうリスクがあると感じているためです。売れないと在庫になり儲けがなくなってしまいます。
例え人気車種であったとしても一度不正などマイナスイメージが付いてしまうと価値が大幅に下落してしまうのが怖いですね。
中古車として購入はお買い得かもしれない
今回の不正は燃費性能に関することです。「不正」に対する負のイメージが価格の下落につながっています。
ただ見方を変えると、今回の不正は燃費性能の数値上の問題であるので、安全性能はまったく問題がありません。
燃費はカタログ値よりも落ちるでしょうが、自動車としての性能や機能は問題がないと考えられます。
燃費性能が若干劣る点と、負のイメージに対する世間の目を気にしなければ、「eKワゴン」、「eKスペース」、「デイズ」、「デイズルークス」を10%~15%安く購入することができるチャンスと言えるでしょう。
軽自動車は中古車市場でも人気が高く、乗用車に比べてなかなか値下がりしません。
安く軽自動車を手に入れたいなら、不正が出た車を購入するのも良い判断といえるでしょう。
価値が下落した車を高く売る方法
車は年式が低くなるにつれて価値が下落します。例え人気車種であっても希少価値のある車でない限り確実に下落し続けます。
今回の不正が発覚した車種は、通常の下落率に加えて「不人気」が加わるので大幅な下落は避けられないでしょう。
車を売りたいと考えている人は、「いつ売れば高く買取ってもらえるか」が気になるところですよね。
結論からいうと、上のグラフのとおり年式によって日々下落するため、できるだけ早く売った方が良いと判断できます。
正確には不正が発覚する前に売ることができれば高く売れたのですが時すでに遅し。後の祭りです。
ずっと車を保管していても、ある日突然に査定価格があがることはまず無いと考えたほうがよいでしょう。
車を高く売る方法
車を高く売るために大切なことは、「売りたい」と思いたってから、1日でも早く査定の依頼をすることです。
車の査定額は毎日変動(下落)しています。突然のモデルチェンジ発表があると、1日違うだけで数十万円の下落になることもあります。
売りたいと思ったら早めに行動することが大切です。