車のヘッドライトが付かなくなった！原因と対処方法

車のヘッドライトは「ハロゲン」タイプと「HID」タイプの2種類あります。

それぞれライトの構造が異なるため、故障の原因も違いがあります。

ハロゲンライトの故障

ハロゲンライトは最も普及しているライトです。黄色い光線が特徴です。

１）ハロゲンライトの球切れ

片方のライトのみ点灯しない場合は、ライトの球切れが考えられます。

ヘッドライトは「ロービーム」と「ハイビーム」の2種類のライトが使われています。

ロービームは前方40ｍ、ハイビームが前方100ｍ先を照らせることできます。

明るく照らすハイビームは消耗度が早いのが特徴。ただし、使用頻度が多いロービームの方が、早く球切れするのが一般的です。

ロービームの明るさも数種類ラインナップがあり、K（ケルビン）の数字で明記されています。ケルビンが高いほど発熱量が高く消耗も早くなります。

ハロゲンライトは1本1,000円～3,000円程度です。自分で交換もできますが、カーショップなどで依頼した場合は500円程度の工賃が加算されます。

２）ヘッドライトのヒューズ切れ

ヘッドライトが両方点か突然付かなくなった時は、「ヒューズ切れ」の可能性が考えられます。

ヒューズはヒューズBOXに格納されていますので、導線が切れていないか確認しましょう。

ヒューズBOXは、運転席側のダッシュボード裏、あるいはエンジンルームにあります。確認する前にエンジンを切り、BOXのフタ裏にヒューズ容量が表記を確認します。

一般的には次の表の通りです。

ヒューズと取り外して中の導線が切れていないか確認しましょう。切れていれば同様の容量のヒューズと交換すれば解決します。（1個数百円程度で交換できます）

⇒車のヒューズが切れたときの交換方法

３）リレー・スイッチ類の接触不良

ヒューズが正常にもかかわらず両方のヘッドライトが点かない時は、「リレー」あるいは「スイッチ類の接触不良」が考えられます。

接触不良の個所が特定できれば、接点復活剤を用いることで回復の見込みがありますが、メカに詳しくない方はディーラーや整備工場で修理へ依頼することをお勧めします。

⇒車のハロゲンライトが点灯しない！２つの原因と対処方法

リレースイッチを交換した場合、3,000円～5,000円程度の交換費用がかかります。

HIDヘッドライトの故障

HIDタイプは青白い光線が特徴です。ハロゲンライトよりも明るく視界が広いライトです。

１）ヘッドライトのヒューズ切れ

ハロゲンライトと同様、両方のヘッドライトが点かない場合は、「ヒューズ切れ」が原因でしょう。

⇒車のヒューズが切れたときの交換方法

ヒューズはハロゲンと同じく数百円程度で交換できます。

２）バーナーの故障

バーナー（バルブ）はHID本体のランプです。使用状況にもよりますが、一般的なバーナーは約2,000時間程度の使用で寿命を迎えます。

バーナーが消耗すると、点灯した瞬間の色が「赤色」や「紫色」になります。これは内部のガスが劣化している証拠。交換が必要です。

３）リレー・スイッチ類の接触不良

ハロゲンライトと同様、ヒューズが正常にもかかわらず両方のヘッドライトが点かない時は、リレーあるいはスイッチ類の接触不良が考えられます。

⇒HIDヘッドライトが点灯しない原因と対処方法

修理費が高い場合は乗り換えも検討する

年式が高い車や走行距離が多い車は故障する確率が高くなります。修理費が高いと直すべきか悩みますよね…。

修理して乗り続けるのはコスパも良いですが、場合によっては売却して乗り換えたほうがお得なことも。

中古車は年式が1日でも低ければ低いほど査定に有利な傾向があります。少しでも「売りろうかな…」とおもったら、無料の一括査定の申込みも視野に入れましょう。

もし満足のいく査定額でなくても無理して売る必要はありませんしね。何より無料なので試してみる価値があります。