所有者が他人名義の車を廃車にする方法
車検証に記載される車の所有者(所有権)が自分以外の場合は、勝手に廃車手続きをすることができません。
自分で廃車手続きをするときは、まず所有者に廃車することの合意をもらったうえで必要な書類を用意します。
所有者が家族や知人の場合
家族が購入した車を乗っている場合は名義が自分になっていない可能性が高いでしょう。また、知人から売ってもらったり譲り受けたときは名義変更しない限り知人名義になっていかとおもいます。
所有者が自分ではないので勝手に売ることはできませんが、次の書類をそろえることで廃車にすることができます。
- 所有者の実印
- 所有者の印鑑証明
- 譲渡証明書
所有者の印鑑証明は実印と同じである必要があります。印鑑証明と実印は不動産取引ができるくらい重要な書類なので大切に取り扱いましょう。
譲渡証明書は次のテンプレートを印刷して使用してください。
譲渡証明書のひな形(テンプレート) | 記入例 |
所有者が亡くなった場合
親族の方が亡くなり所有していた車を廃車手続きする場合、まずはじめに相続手続きを行う必要があります。
車の相続手続きは相続する人の地域にある陸運支局で手続きを行います。
- 遺産分割協議書
- 亡くなった所有者の戸籍謄本
- 相続する人の戸籍謄本
- 相続する人の印鑑証明書
- 相続する人の実印
相続する人は複数人であってもかまいません。ただし相続する人全員の戸籍謄本や印鑑証明をそろえる必要があるため廃車のみするのであれば一人のほうが良いでしょう。
なお、軽自動車の場合は相続手続きの必要がありません。所有者の名義変更を行い、通常通りの廃車手続きを行うだけで結構です。
所有者が行方不明の場合
車の所有者が行方不明な場合は、勝手に廃車にすることができません。例え私有地内に停めてあったとしても勝手に移動し廃車手続きをすることができません。
所有者が不明な車を廃車したい場合は、警察あるいは市区町村などの自治体へ相談しましょう。
所有者の所在が不明な時は廃車にすることが困難ですが、車検切れが5年間続くと陸運支局より強制的に抹消(廃車)の通知が届きます。
通知に意義の申し立てがないようであれば自動的に完全抹消されます。
所有者がディーラやローン会社の場合
車の所有者がディーラーやローン会社の名義の場合は、ローンを完済していない可能性が高くなります。廃車にするいはローンを完済し、名義変更を行う必要があります。
通常は完済しないと所有権の変更ができませんが、交渉次第で認められる場合があります。いずれにしてもローンは完済する必要があるでしょう。
手間をかけず無料で廃車する方法
車の所有権が自分であれば問題なく廃車の手続きができます。
しかし廃車にするには車を解体業者へ搬送し、廃車に関する書類を作成して陸運局へ提出・・・と大変な労力が必要です。
面倒な手続きはしたくない人にお勧めなのが、廃車専門店の「 カーネクスト」です。
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