買取専門店によって査定価格にどれくらいの差が出るか？

車を売るときに、車の査定を行う「査定士」と呼ばれるプロがいます。そのプロは全国で約14万人いて、査定士がいる「買取専門店」も全国で9,000店舗存在します。

コンビニで例えるならファミリーマートがおよそ1万店舗なので、それに近い数の買取専門店が全国に存在するということです。

けっこうたくさんありますね！

買取専門店とひとくくりで言っても、パンドラの箱を開いてみればガリバーインターナショナルのよな東証1部企業もあれば、自宅のガレージを改造したような従業員１～2名で運営している地元の小さな会社だってあるのです。

＜出展：キャリコネ＞

上記の中古車業界の売上高を参考にすれば、ガリバーインターナショナルがダントツの売上を誇っていることがわかります。2位以下の会社の規模もかなりの規模といえるけど、このランクに乗らない会社は無数に存在します。

つまり、「車を売りたい！」と思ったときから、さあ車を買い取ってくれるお店を探そうと腰を上げて扉をひらくと、あなたの目の前には字のごとく、星の数ほどの売り先が見つかるのです。

たくさんあるお店の中で、どこに売ればいいの？

車を売る方法として、「買取」と「下取り」があります。買取と下取りの大きな違いは、「買取の方が断然高値で売ることができる」ということです。

下取りには下取りの良さがあるけど、今回のテーマでは1円でも高く買い取ってくれる「買取」のテーマでお話しします。

高く買い取ってくれるのが「買取専門店」なら、じゃあどのお店で査定しても同じ評価額になるのだろうか？

答えは「ノー」です！

買取専門店によって評価額に差がある。

誤解を恐れずに言うと、上述で説明した「査定士」のいるお店では、査定士が同じ基準に沿って査定をするので、全国一律で評価額に差が出ることはないです。

買取専門店で買い取った車はその後、オートオークションと呼ばれる中古車販売の業者向けのオークションに出品されます。

査定士はこのオークションで「いくらで売れるか？」を知っているので、売れる金額以上の査定をすることはまずありえません。あるとすれば赤字になってしまうのです。

それでも、同じ車なのにお店によって評価額に差が出るのは、お店の儲けをどれくらいに設定しているか、が大きなポイントになります。

お店が「よしボロ儲けしてやろう！」と思えば買取価格を下げるし、「利益が少なくていいからこの車を買い取りたい！」と思えば、買取価格が上がります。

大手の買取店の方が高値で買い取ってくれるか？

大手だから資本力もあるし、きっと高値で買い取ってくれるのでは….

そう考える人もいるとおもうけど、実はそうとも限らないのが買取専門店のおもしろいところ。

例えば大手の場合、お店構えの立派さや広告など、運営にかかる費用が多くかかっています。査定士の給料も、大手のほうが高く設定されています。

つまり、大手は買取事業を運営するためのコストが高い傾向にあるため、その分儲けを多く稼がないといけないのだ。そのため、買取価格も低めになってしまう場合もあります。

どんなお店が高値で買い取ってくれるのか？

お店側が「どうしてもこの車を買い取りたい！」と思ったとき、高値で買い取ってくれる可能性がグンと高くなります。買取専門店でもお店によって得意とする車種やメーカーなどがあります。

例えば、SUV専門店やチューンアップカー専門店など、自分が乗っている車を得意とするお店を見つけると良い結果につながります。

最低でも2，3社に査定をしよう

車を売ることなんて、一生を通しても指折りで数えられるほどの経験しかしない人がほとんどかとおもいます。みんな誰だって、車を売ることに慣れていません。

車を売るとき、一番お得に売るには何より1社で査定して終わり！ではなく、ぜひとも最低２、3社に査定依頼して買取価格を見比べることです。

見比べることでどこが一番高く買い取ってくれるか一目瞭然だし、なによりお店、査定士の良しあしが比較できるのです。どうぜ売るなら「このお店に売りたい！」と思える良心的で信頼できるお店に売れば、2倍お得になると言えます。