車のエアコンのスイッチが入らない!4つの原因と対処方法
車のエアコンのスイッチが入らなくなった原因は、電気系統の接触不良が考えられます。
ヒューズ切れている
エアコンのスイッチが全く入らない時は、ヒューズが切れていないか確認してみましょう。
ヒューズは過電流が発生したときに機器を保護するため内部の導線を溶かして遮断するようにできています。ヒューズが切れる場合は何らかの過電流が発生したと考えられます。
車のヒューズは「ヒューズBOX」に収納されています。車種により運転席側のダッシュボード裏にある場合と、エンジンルームにある場合があるので詳しくは取扱説明書で確認しましょう。
ヒューズを交換しても、またヒューズが切れてしまう場合は過電流が発生する原因を見つけ出して修理する必要があります。過電流が発生する原因として、室内にエアコンの風を送風するブロアモーターの異常などが考えられます。
アースの接触不良
電子機器はプラス端子とマイナス端子から電流を通しています。車で使用する電子機器も同じくプラス端子からマイナス端子へ流れますが、マイナス端子は車体の鉄(ボディ)につながっています。
ボディにつながるマイナス端子はボディアースと呼ばれ、端子がボルトで固定されてつながっています。アースは長年の走行でボルトが緩み、ボディと接触不良を起こしてしまうことがあります。
また、アース部分に塗装やゴミが入ることで電気抵抗となり接触不良が起きることがあります。アース端子がしっかりボディにつながっているか確認しましょう。
エアコンパネルの照明球切れ
エアコンパネルの照明が一瞬明るくなるけどすぐに暗くなってしまう原因は、照明の電球切れが考えられます。
エアコンパネルの電球は一般的な電球とは異なり特殊形状な車種がほとんどです。ディーラーで交換可能なので依頼してみましょう。
交換費用はスイッチが単体で取り外せるタイプのエアコンなら千円、一体式の場合は2千円程度になります。
エアコン本体の故障
故障の原因がヒューズ、アース、電球ではない時は、エアコン本体が故障していることが考えられます。具体的には内部の配線が切れていたり、基盤の接触不良などが考えられます。原因が見つかれば電装屋で修復が可能です。
原因が特定できなかったりいくつか原因が重なって修理が困難な場合は本体を交換する必要があります。
カーエアコン本体は高価なパーツのひとつで1式15万円~30万円が相場になります。高年式な車ほどカーエアコンが故障するケースが高くなりますので、エアコンを交換するかどうか悩ましいところでもありますね。
修理費が高い場合は乗り換えも検討する
年式が高い車や走行距離が多い車は故障する確率が高くなります。修理費が高いと直すべきか悩みますよね…。
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