「冠水車」を高く売る方法とは?
温暖化の影響もあり、ここ数年はモンスーンともいうべきものすごい集中豪雨が多発しています。また、台風の頻度も増えて河川の増水や決壊のニュースを耳にすることが多くなりました。
よくテレビ中継で水没した車が立ち往生している場面をよく見かけますが、他人ごとではありません。
水没した車を冠水車(かんすいしゃ)と呼びます。このページでは冠水車の売却方法をご紹介します。
冠水車ってどんな車?
一言で冠水車と言っても段階があります。車はある程度の水深でも走行できるように設計されていますが、普通乗用車なら目安として車内に水が入る高さ(ドアの底辺)になります。
フロアマットやシートの浸水
冠水車の中では程度の低いケースで、走行に問題の無い場合が多いです。しかし、フロアマットやシーツにカビが発生して悪臭を放つ可能性が高くあります。
浸水した水が川の水なら泥が多く入りますし、海水なら塩が混じっています。カビを防ぐにはシーツとマットを全部外して強制乾燥をかける必要がありとても大がかりな作業です。
電気系統の浸水
最近の車は電気系統が複雑で、水に浸るとすべてショートし使い物にならなくなります。電気系統の修理は全部の配線を取り換えるケースが多く、多大な出費がかります。
冠水時に水圧によりマフラーからエアフィルターを通してエンジン内部に水が入ると、残念ながら故障してしまいます。
エンジンの故障はオーバーホールを行うか代替えのエンジンに取り換えるほか方法がなく多大な出費になります。
売却の時に申告しなければバレない?
車を売りたいと思ったとき、主にディーラーと買取専門会社が主な売却先になります。
では冠水車は申告しなければわからないかもしれないと思う方もいるかと思いますが、相手は査定のプロで冠水車を簡単にみわけることができます。
もし運よくバレずに済んだとしてもその後のオートオークション(中古販売業者のセリ)にてバレ可能性が高く、その場合虚偽の罪で最悪訴えられる可能性もあります。
売主には正直に申告するよう法律で義務付けられており、それを「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)」といいます。
目先の利益を求めて後々取り返しのつかないことにならないよう気を付けてください。
冠水車を売った後の流れ
上述ので述べたとおり、冠水車は直すにも多額の費用がかかるため、多くは全損扱いとなってしまいます。
冠水車は次の3つのうちいずれかの方法で転売されます。
1.海外に需要があれば、修理したうえで輸出する
2.人気車種や高年式車種の場合、部品を取り外して転売する
3.廃車にして鉄くずとして転売する
上の「2」は、人気車種であることが前提です。修理コストを投資したうえでも転売の見込みがある場合のみに行われます。多くの車は3の廃車扱いになることが多いです。
修理費が高い場合は乗り換えも検討する
年式が高い車や走行距離が多い車は故障する確率が高くなります。修理費が高いと直すべきか悩みますよね…。
修理して乗り続けるのはコスパも良いですが、場合によっては売却して乗り換えたほうがお得なことも。
中古車は年式が1日でも低ければ低いほど査定に有利な傾向があります。少しでも「売りろうかな…」とおもったら、無料の一括査定の申込みも視野に入れましょう。
もし満足のいく査定額でなくても無理して売る必要はありませんしね。何より無料なので試してみる価値があります。
車を高く売る方法は「一番高く売れるお店を探す」に尽きます。
買取店によって欲しい車が異なるため、同じ車の査定でも平均で13万円以上の差がでると言われています。
ただ正直なところ、一括査定は手間がかかるので、全ての人にお勧めはできません。時間は有意義ですからね。
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ただし、全て丸投げ代行で楽な分、一括査定より高く売れません。
それでもディーラーへ下取りするより確実に高値で売ることができます。