ハンドルが急に重たくなった!主な原因と修理方法
走行時に急にハンドルが重くなってしまった場合、まずは「タイヤの空気圧」を確認しましょう。
タイヤの空気圧が極端に低い(タイヤの底が凹んでいる)、あるいはパンクしている時は、ハンドルが重たくなります。
タイヤの空気圧が正常にもかかわらず、ハンドルが重たい場合は、パワーステアリング(パワステ)の故障が考えられます。
パワステが故障したときは、カーブや低速時のハンドル操作に力がいりますが、走行は可能です。
ただし走行に自信のない場合は無理をしないでロードサービスを呼びましょう。
パワステの種類
パワステは「油圧式」と「電動式」の2種類があります。
技術的に歴史が長いのは油圧式ですが、2000年以降から電動式が急速に広まりました。最近の車はほとんどが電動式ですね。
「電動式」と「油圧式」の故障の原因をご紹介します。
電動式パワステの故障
インパネ内(ハンドル前にあるスピードメータなどがあるパネル)にPS警告灯が点灯している場合は、間違いなくパワステが故障しています。
PS警告灯が1度でも点灯した場合は、内蔵のコンピューターに履歴が残ります。ディーラーで履歴の参照が無料で行ってくれますので、点検依頼をお勧めします。
1.電動モーターの故障
原因として考えられるのは、電動モーターの故障です。
電動式パワステは細かく言うと、「コラム式」、「ピニオン式」、「ラック式」の3種類あります。いずれも電動モーターで制御しています。
電動モーターが故障した場合、モーターのリビルド、あるいは交換が必要になります。
交換費用は10万円~30万円と高額になります。
2.コンピューターの故障
最近の車はパワステに限らずコンピュータ制御されています。
コンピューターはECU(エンジン・コントロール・ユニット)呼ばれ、エンジン系のコントロールを行っています。
ECUはパワステの指令も行っており、故障した場合はハンドルの制御ができず重くなってしまいます。
ECUの故障は交換が必要になります。交換費用はおよそ5万円~10万円程度になります。
3.トルクセンサーの故障
トルクセンサーとは、ハンドルをどれくらい右、左に回しているかを計測するセンサーです。
計測した信号をECUに送り、モーターに「どの方向にどれくらい回せ」の指示を出しています。
センサーが故障した場合は、正しい信号をECUに送信できないため、パワステを動かすモータが正しく動作しなくなってしまいます。
ただトルクセンサーが故障した場合は、ハンドルが重たくなるという症状は考えにくいので、今回のケースではまず無いと思います。
油圧式パワステの故障
1.パワステポンプの故障
油圧式パワステは、油圧を利用し作動しています。
専用のオイル(パワステフルード)で油圧をコントロールされ、パワステポンプと呼ばれる部分で油圧を作り出しています。
パワステポンプの故障でよくあるのが、オイル漏れです。ハンドルを切った時に「ジー」という音が聞こえるならオイル漏れの可能性が高いでしょう。
オイル漏れの場合は、パワステポンプを交換する必要があります。交換費用は3万円~7万円程度になります。
2.パワステフルードが漏れている
パワステフルードが流れるパイプに亀裂や破損がある場合、その部分から漏れが発生します。漏れると正常な油圧を作り出すことができません。
パワステフルードが漏れている場合は、パイプの交換が必要になりますが、車種によってはパイプ単体の交換ができない場合があります。
その場合は配管一式の交換が必要になり、交換費用は5万円程度になります。
3.ベルトが劣化・破損している
パワステポンプで油圧をつくるために、ベルトをまわしています。
ベルトはゴム製でできているため、劣化すると亀裂が入り破損することがあります。
タイミングベルトの場合、10万kmの走行で交換が必要になりますが、パワステのベルトは特に交換時期の定めはありません。
「キュルキュル」と音がしたときが交換時期です。交換費用は5千円~1万円程度です。
修理費が高い場合は乗り換えも検討する
年式が高い車や走行距離が多い車は故障する確率が高くなります。修理費が高いと直すべきか悩みますよね…。
修理して乗り続けるのはコスパも良いですが、場合によっては売却して乗り換えたほうがお得なことも。
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