パワーウインドウが当然動かなくなった!5つの原因と対処方法
パワーウインドウが開かなくなって困っていますか?
開閉しない原因は故障が考えられますが、「AUTO」だけ作動しない場合は、初期設定で直るかもしれません。
パワーウインドウが動かなくなった場合の原因と対処方法をご紹介します。
AUTOだけ作動しない場合は初期設定で直る
AUTOが作動しなくなる直前に、バッテリーを交換しましたか?
スイッチを押して窓の上下は作動するけどAUTOだけ作動し無い場合は、初期設定をすることで直るかもしれません。
バッテリーを交換すると、パワーウインドウの設定が初期化されてしまいます。初期化されると再度設定を行う必要があります。
AUTOの設定方法は車種メーカーにより異なりますので、詳しくは取扱説明書を参照しましょう。
一般的な初期設定の方法は、
- スイッチの下を押してを全開まで開く
- 一番下の状態で3秒下スイッチを押し続ける
- スイッチの上を押して全閉にする
- 全閉の状態でさらに上スイッチを3秒押し続ける
です。「AUTO」の初期設定することで、正常に作動するか確認しましょう。
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AUTOも手動も作動しない場合は部品の故障
パワーウインドウはフロント(運転席、助手席)とリアに装備されていて、それぞれ独立しています。
例えば運転席のパワーウインドウだけが動かなくなった場合、運転席のパワーウインドウが故障していると考えられます。
パワーウインドウは、「スイッチ」、「モーター」、「イギュレータ」、「パワーアンプ」の4つの部品で構成されています。故障の原因は4つのうちどれかになります。
1.スイッチの故障
スイッチのつまみや内部の部品が劣化・摩耗して動作不良を起こすことがあります。
スイッチ部分に不具合がある場合は、分解して修理するよりも「スイッチユニット」を一式交換したほうが手間がかからず費用も安く抑えることができます。
スイッチユニットの価格は車種により異なりますが、中古で1万円、新品で1万5千円~3万円程度です。
2.イギュレータの故障
<Makeオートパーツ製造>
イギュレータとはパワーウインドウの窓ガラスを開閉するための部品です。主にアーム式とワイヤー式の2種類あります。
アーム式はアームを使って窓ガラスを持ち上げる構造です。
アーム式が故障すると、「ガクガク」と異音と振動が生じます。また、場合によっては窓ガラスが水平に上下に動かないで斜めになってしまうことがあります。
ワイヤー式は、ワイヤーを使い窓ガラス引っ張る構造になっています。
ワイヤー式の故障は、ワイヤーが切れてしまうことがほとんんどです。切れてしまった場合は、窓が突然開閉しなくなったり、窓ガラスがいきなり落ちてしまう、通称「窓落ち」が生じることも。
イギュレータの故障は、アーム式、ワイヤー式それぞれの部品一式を交換することになります。費用は1万円~2万円程度になります。
3.モーターの故障
<MAZDA製モータ>
イギュレータが故障すると、動力源となるモータに負荷がかかります。
モーターに過剰な負荷がかかると摩耗や焼き付きを起こします。
また、モータ自体が経年劣化で寿命の場合もあり、故障したときはモーターの交換が必要になります。
モーターの交換費用は1万円~4万円程度でしょう。
4.パワーアンプの故障
イギュレータやモータに異常が無い場合は、パワーアンプ(パワーウインドウアンプ)が故障している可能性があります。
パワーアンプは消耗品ではないですが、ドアを強く締めすぎたときなどに内部回路の半田が割れてしまうことで接続不良を起こすことがあります。
パワーアンプの故障は新品に交換が一般的です。費用はおよそ1万円~2万円になります。
5.窓枠のゴムパッキンの劣化
窓ガラスを挟むゴムパッキン(ガラスランチャンネル)が劣化すると滑りが悪くなり動きが悪くなる原因になることもあります。
ゴムパッキンの交換は1500円〜3000円程度ですが、多くのケースはシリコンスプレーで滑りを良くするだけで解決します。
なお、シリコンスプレー以外の油を使うとゴムパッキンの劣化が進み悪化してしまうので注意しましょう。
その他:バッテリーの電圧が弱い可能性もある
余談ですが、バッテリーの電圧が弱いとパワーウインドウに必要な電力が足りず動きが遅くなります。
ただし、バッテリーが弱いと「エンジンがかかりづらい」など、他のトラブルですぐに気づくかとおもいますので参考までに。
⇒車のセルを回してもエンジンがかからない!7つの原因と対処方法
1か所故障すると他のドアも故障する可能性あり
パワーウインドウは運転席、助手席、リアの各ドアに独立した装備で作動しています。
もちろん納車時から故障が無い限り、交換することなく長年にわたり作動していることになります。
劣化・摩耗により1か所不具合が出た場合は、他のパワーウインドウも同様の故障が出る可能性が高いでしょう。
例えば、4か所にパワーウインドウがある車が、イギュレータ故障で2万円修理費にかかった場合…ゆくゆくは残り3か所分の合計6万円修理費が必要になるということです。
年式の古い車は、1か所故障すると追加で修理費が積み増しされるリスクがあります。あと何年乗り続けるかを考えて、修理の是非を判断すると良いでしょう。
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運転席のパワーウインドウが故障していると車検に通らない
運転席のパワーウインドウは、故障していると緊急時に脱出することができません。
そのため、安全確保の観点から運転席のパワーウインドウが故障していると車検に通りません。
その他、助手席や後部席は車検は問題無く通るので、利便性を気にしなければ故障したまま乗り続けても大丈夫です。
修理しないで乗り続ける選択肢もある
パワーウインドウの部品を中古で購入し修理する方法もありますが、オススメではありません。
パワーウインドウの部品も消耗品のため、いずれ壊れるますし他の席のパワーウインドウも劣化で壊れて高額な修理費が必要になります。
パワーウインドウが壊れて動かないだけであれば、修理しないで「そのまま乗り続ける」のも一つの選択肢です。
年式が高く、まだ乗り続ける車なら快適さを重視して修理するのも良いでしょう。
「次の車検まで乗り換える!」とお考えの方は、無駄なコストをかけずに修理しないのも良い選択ですね。
修理費が高い場合は乗り換えも検討する
年式が高い車や走行距離が多い車は故障する確率が高くなります。修理費が高いと直すべきか悩みますよね…。
修理して乗り続けるのはコスパも良いですが、場合によっては売却して乗り換えたほうがお得なことも。
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