車の買取査定で高く評価されるメーカーオプション
メーカーオプションとは、「オートスライドドア」や「サンルーフ」といった納車の時でないと装備ができないオプションです。カーナビやETCといた納車後にカーショップで購入して装備ができるオプションとは異なるため、査定でもプラス評価されます。
標準装備品はプラス査定されない
オプションとは、標準で装備されているパーツ以外で、任意に選んで装備できるパーツです。オシャレにしたいならアルミホイールを装備させたり、よく高速道路を利用するならETCを付けたりと、好みや車の利用状況で選択します。
車の査定では、メーカーオプションが「任意」で選んだパーツか、それともグレードにより「標準で装備された」パーツかで大きく異なります。
グレードにより標準装備されている例として、「カスタム仕様」や「デラックス仕様」と呼ばれているケースが多くあります。フルエアロやターボ、アルミホイール、キーレスエントリー、などがもともと装備されている純正のカスタム仕様です。
任意で選んだパーツは、パーツごとに査定し評価されます。しかし、グレードで標準装備のパーツはグレード(車種)として査定されるので、パーツ単位では評価の対象になりません。
メーカーオプションの査定評価
査定で評価されるメーカーオプションの例です。表の数字は点数です。
1点につき約1,000円のプラス査定になります。
オートスライドドア
※パワーバックドアを含む
1年 | 2年〜 | |
---|---|---|
1ヵ所 | 20 | 10 |
パワステ・パワーウインド
1年 | 2・3年 | 4・5年 | 6年~ | |
---|---|---|---|---|
パワーステアリング | 50 | 40 | 30 | 20 |
パワーウインド | 30 | 20 | 10 | 10 |
電動式サンルーフ
1年 | 2・3年 | 4・5年 | 6年~ | |
---|---|---|---|---|
特・Ⅰ | 70 | 50 | 30 | 20 |
Ⅱ・Ⅲ | 50 | 30 | 20 | 10 |
Ⅳ・軽 | 30 | 20 | 10 | 0 |
ABS
1年 | 2・3年 | 4・5年 | 6年~ | |
---|---|---|---|---|
Ⅰ~Ⅳ | 30 | 20 | 10 | 10 |
軽 | 20 | 15 | 10 | 10 |
本革シート
1年 | 2・3年 | 4・5年 | 6年~ | |
---|---|---|---|---|
特・Ⅰ | 110 | 70 | 40 | 30 |
Ⅱ・Ⅲ | 90 | 50 | 30 | 20 |
Ⅳ・軽 | 40 | 30 | 20 | 10 |
故障している場合はマイナス査定になる
オプションが故障していたり破損している場合は、価値が下がるため査定もマイナス評価になります。評価は故障や破損の程度によって異なりますが、修理費あるいは交換費用分として減点されます。
日本自動車査定協会(JAAI)の基準によると、パワーウインドウやサンルーフの修理が必要な場合マイナス10点(約1万円)、本革シートの貼り替えが必要な場合マイナス30点(約3万円)と明記されています。
年々オプションは標準装備化している
例えばエアコンが標準装備になりはじめたのは1990年代からです。それまではエアコンはオプションとして査定評価されていましたが、標準装備化すると「装備して当たり前」となります。「当たり前」な装備は査定で評価が0点(0円)となります。
近年ですと、ABSが標準装備になりつつありますし、パワステやパワーウインドウもほぼ標準化が進んでいます。これらパーツも査定評価されない日がすぐそこまで迫っているといっても過言ではありません。
標準装備のパーツは評価が0点ですが、故障や破損、欠品があるとマイナス査定となります。
オプションの故障は直して査定したほうがお得?
オプションが故障などしている場合、修理して正常な状態に戻せばその分査定で評価されることになります。ただし、査定で評価された金額より修理費が高くなるケースがほとんどで損をすることになります。
例えばパワーウインドウの査定評価は、どんなに良くてもプラス30点(約3万円)ですが、修理をすると7万円~10万円かかってしまいます。
例え故障していたとしても、わざわざ直すことをしないで査定に出すことが得をする結果になります。
オプション装備の車を高く売る方法
メーカーオプションや社外品を装備している車は、査定基準に則って査定士が評価します。基準は均一でありますが、買取会社によって実際の査定金額に差がでてきます。
差が出る理由は、オプションの価値を理解しているかどうかにあります。スポーツカーやドレスアップカーに多いケースですが、一般大衆では受け入れられないエアロやマフラーなどのパーツでも、それら車種を得意とする買取会社であれば強気の査定額を出してきます。
また、会社規模による販路の大きさや買取を強化している車種があるなど、買取会社により査定額に差が出る要因がたくさんあります。
仮に査定を1社しか受けなかった場合は、提示された査定額が高いのか低いのか、妥当なのかが判断できません。もし数社の査定見積もりを集めることができたなら、どの買取会社が一番高値かが分かります。
オプションを装備している車を高く売る秘訣は、1社でも多くの査定見積もりを集めて一番高い評価額をだした会社に売ることです。とてもシンプルな方法ですが効果はテキメンです。
車を高く売る方法は「一番高く売れるお店を探す」に尽きます。
買取店によって欲しい車が異なるため、同じ車の査定でも平均で13万円以上の差がでると言われています。
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