車のホイールキャップの傷や凹みは買取査定でマイナス評価になる

ある日気が付くと、タイヤのホイールキャップ（カバー）が外れてなくなっていた経験はありませんか？　取り付けが甘かったり、縁石にキャップをぶつことけたりしたとき、振動で外れることがあります。外れた経験が無くても、道端にホイールキャップが落ちているのを見たことあるかとおもいます。無くすと結構ショックですよね・・・。

鉄やスチール製のホイールは安価な分、無滑稽なデザインとなっています。その無滑稽さを隠すためにホイールキャップをかぶせている装飾品です。

鉄やスチールホイールとホイールキャプの組み合わせは上級クラス以外の車種で幅広く採用されています。

ホイールキャップはあくまで装飾品なので、取り付けの有り無しで車検や法規上の問題はありません。

ホイールキャップを紛失した場合はもちろんですが、塗装部がはがれて見苦しいと判断される場合は交換の対象となります。

傷や凹み、線キズ、サビや破損がある場合も交換の対象になります。

なお、1cm未満の傷や凹みは査定に影響しません。

	特(A.B.C)	Ⅰ	Ⅱ	Ⅲ	Ⅳ・軽
フルキャップ	-10,000 円	-7,000 円	-6,000 円	-5,000 円	-4,000 円
ハーフキャップ、センターキャップ	-	-4,000 円	-4,000 円	-3,000 円	-2,000 円

上記表は、日本自動車査定協会（JAAI)が定めるホイールキャップの査定基準です。特やⅠ、Ⅱは車のクラスです。クラスにより、ホイールキャップの査定評価が異なります。

なお、査定評価は1個単位で評価されます。例えば、トヨタのクラウン（クラスⅠ）がホイールキャップに1cmの傷が4本すべてにある場合、-2万8千円（-7,000円×4本）のマイナス査定になります。

縁石などにこすってホイールキャップに傷がついた場合は、自分で塗装して傷を隠すケースが多くあります。

塗装について「車の塗装歴は買取査定でマイナス評価になることが多い」でご紹介しておりますが、例え綺麗に塗装できていたとしてもマイナス査定になる可能性が高くなります。

そもそも塗装により傷を隠すのはとても高度な技術がいるので、素人ではまず元の状態に近い仕上がりにすることはできません。

塗装の効果も半永久的ではなく、早かれ遅かれ剥がれます。そのため、査定では交換の対象になる可能性が極めて高くなります。

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