車の塗装歴は買取査定でマイナス評価になることが多い
車種によって人気のある車、人気の無い車があります。中古車として売る時に、査定額に大きな差が生じる要因になります。車の色も、流行や年式ごとの車種のイメージカラーがあり、色が違うだけで査定額に影響がでてきます。
車のボディ(外板)を塗装する理由ベスト3
- 軽微な傷や凹みが気になるため塗装して目立たないようにしたい
- ボディの色に飽きたため再塗装したい
- 事故を起こしてしまい、板金修理のときに塗装した
塗装が綺麗じゃないとマイナス査定になる
車をガードレールにこすったり、外壁にぶつけたとき、塗装がはがれてしまいます。比較的に軽い症状であれば、ホームセンターなどで売られている専用の塗料でを使用することがあります。
車の傷は1cm未満であれば査定に影響しませんので、自分で塗装してもかまいません。ただし、塗装してきれいになったからといって、査定の評価が上がることもありません。あくまで減点にならないということです。
1cm以上であっても、綺麗な塗装が施してある場合、まず査定に影響がでることはありません。ただし、査定士(査定の資格をもった人)と買取会社の方針次第で、必ずしも減点の対象にならないとは断言できませんのでご注意ください。
綺麗に塗装するには高額な費用がかかる
綺麗にと塗装してあれば、査定にまず影響はありませんが、「綺麗に塗装」をするには高度な技術が必要になります。
車を塗装する場合、下地、中塗り、上塗り、仕上げといった工程作業をします。安い塗装であればこの工程のどれかを省いてしまうこともあれば、作業に手抜きなどもあります。綺麗にするにはその分作業時間も必要なため、比例して費用が高くなります。
一見すると綺麗に塗装できているようでも、月日が経つことで色の劣化がすすみます。部分的な塗装の場合、元のボディの色との劣化具合が異なるため、少し色がう箇所がでてきてしまいます。
塗装の工程や使用する機材、原料の差で塗装の品質が大きく異なります。最高の技術をもって塗装すれば自動車メーカーのきめ細かい上質な塗装も可能です。
本当の意味で「綺麗な塗装」をするには20万円以上、場合によっては50万円程度かける必要があります。
塗装の査定評価
全塗装した場合と、パーツごとに塗装した場合で査定評価は異なります。
1cm~カードサイズ未満
一か所につき10点(およそ10,000円)の減点になります。カードサイズは明確な規定はありませんが、9cm×6cm程度になります。クレジットカードを傷口に当てて隠れれば「カードサイズ未満」と判断できます。
パーツ別の塗装
塗装(小)はカードサイズ~A4サイズ未満の大きさ、塗装(大)はA4サイズ以上の大きさです。交換するほどの大きさと判断された場合は、「交換」の評価になります。
※表は点数です。1点につき約1,000円の減額になります。例えば20点の場合は20,000円の減額となります。
部品名 | 塗装(小) | 塗装(大) | 交換 |
---|---|---|---|
ボンネット | 20 | 30 | 70 |
フロントフェンダ | 20 | 30 | 65 |
フロントドア(4ドア) | 20 | 30 | 80 |
フロントドア(2ドア) | 20 | 30 | 85 |
リヤドア | 20 | 30 | 75 |
リヤフェンダ(4ドア) | 20 | 30 | 130 |
リヤフェンダ(2ドア) | 20 | 30 | 150 |
トランクフード | 20 | 30 | 65 |
バックドア | 20 | 30 | 95 |
ルーフ(乗用車) | 20 | 40 | 145 |
ルーフ(W.V.O) | 20 | 40 | 180 |
ピラー | 10 | 15 | 0 |
ボディサイドシル | 10 | 15 | 80 |
リヤエンドパネル | 10 | 15 | 65 |
全塗装した場合
状態 | 減点 |
---|---|
ボディを元色に全塗装した場合 | 100 |
ボディを元色以外の色に全塗装した場合 | 250 |
査定士の塗装歴を見分けるポイント
塗装は、元色であったとしても月日がたつと必ずムラがでてきます。
ムラは光の当たり具合と距離加減で見つけやすくなります。車のボディをいろんな角度で見て、近づいたり離れたりすることで再塗装を見つけ出します。
再塗装の有り無しは、修復歴の有り無しを判断するための重要なチェックポイントになります。(修復するためには、大なり小なり必ず再塗装を行うためです。)
再塗装の判断はとても重要であるため、査定士の目も鋭くなっています。
どんなに綺麗な塗装を施したとしても、ほぼ100%再塗装を発見できると言われています。
塗装歴は正直に申告したほうがいい
査定士は必ずと言っていいほど塗装歴を見抜けますが、経験の浅い査定士や天候などの理由で塗装歴を発見できないことがあります。
査定の際に塗装歴の有り無しを口頭で聞かれることがありますが、査定額を高くしたいがために嘘をついてしまう人がいますが、お勧めしません。
査定では虚偽の申告は認められないことになっており、あと後申告と異なる症状や不具合が発見された場合、瑕疵(かし)責任を問われる可能性があります。
グーグルやYahooの知恵袋で検索してもらうとたくさん出てきますが、トラブルになった事例は山ほどあります。
売った後にトラブルにならないためにも、査定では正確に申告することが賢明といえます。
修理費が高い場合は乗り換えも検討する
年式が高い車や走行距離が多い車は故障する確率が高くなります。修理費が高いと直すべきか悩みますよね…。
修理して乗り続けるのはコスパも良いですが、場合によっては売却して乗り換えたほうがお得なことも。
中古車は年式が1日でも低ければ低いほど査定に有利な傾向があります。少しでも「売りろうかな…」とおもったら、無料の一括査定の申込みも視野に入れましょう。
もし満足のいく査定額でなくても無理して売る必要はありませんしね。何より無料なので試してみる価値があります。
車を高く売る方法は「一番高く売れるお店を探す」に尽きます。
買取店によって欲しい車が異なるため、同じ車の査定でも平均で13万円以上の差がでると言われています。
ただ正直なところ、一括査定は手間がかかるので、全ての人にお勧めはできません。時間は有意義ですからね。
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手間はかかりましたが、査定額が最も安いお店と比べて15万円高く売れました。
3時間で15万円を儲けたので、時給換算だと5万円。手間をかけた価値は十分あったと思います。
高く売るならまずはネット申込みから。
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車を高く売るには、一括査定が最もオススメです。
ただ申込後から出張査定のスケジュールを調整し、立会い⇒交渉する手間がかかります。
それに
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と、不安な方も多いですよね。
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ただし、全て丸投げ代行で楽な分、一括査定より高く売れません。
それでもディーラーへ下取りするより確実に高値で売ることができます。