パワーウインドウが故障していても車を高く売る方法
車のパワーウインドウは、最近はどの車種も「標準装備」が当たり前となっています。
普及し始めたのが1980年代からで、当時は高級車のみ標準装備でしたが、窓を開閉するためのハンドルの姿は消してしまいました。おそらく、いまの10代はハンドルがあったことの事実を知る由もないかとおもいます。
そんな当たり前の存在となったパワーウインドウですが、電動であるために故障もよく発生します。故障すると、開閉スイッチを押しても窓が開閉しなくなってしまいます。
電動が故障していたとしても窓が完全に閉まっていれば車検に通ります。しかし日常生活で窓が開かないと非常に不便なので修理するわけですが意外にも修理費が高くなるケースもあります。
三菱 新型 ランサー エボリューション X パワーウインドウ
パワーウインドウの故障と修理費
パワーウインドウの故障は、「スイッチパネル」、「モーター」、「イギュレータ」、「パワーアンプ」の4つの部品のどれかが原因で発生します。各種部品の故障は交換が必要になります。
故障の箇所 | 交換費用 |
---|---|
スイッチパネル | 5,000円~10,000円 |
モーター | 10,000円~40.000円 |
イギュレータ | 10,000円~20.000円 |
パワーアンプ | 10,000円~20,000円 |
交換にかかる費用は車種やメーカーによって異なりますが、おおむね上の表のとおり交換費用がかかります。加えて、交換の作業工賃が1万円~2万円ほどかかりますので意外と高額な修理となってしまいます。
なお、パワーウインドウはフロント(運転席、助手席)とリアに装備されていて、それぞれ独立しています。
年式の高い車や、部品そのものの耐久性が低い場合などは、一か所が故障すると、数か月後に別の箇所が故障したりすることもよくあります。
仮にフロントとリアの4か所にパワーウインドウが装備されている場合で4か所すべて故障すると、修理費も4倍になる恐ろしい事態になります。
そのため、故障したとしても放っておくこともよくありますが、パワーウインドウの故障を放置すると、最悪は窓が下に落ちてしまう、通称「窓落ち」が起こる可能性が高くなります。
特に輸入車や年式の高い車に多く発生する傾向にあるので注意が必要です。
故障を直す前に乗り換えも検討する
修理費が意外に高額になってしまうパワーウインドウですが、年式や走行距離次第では乗り換えも検討したほうがよい場合もあります。乗り換える場合は車を買取、あるいは下取りにて売却することになります。
パワーウインドの査定評価
車を買取査定した場合の評価基準は、日本自動車査定協会(JAAI)が設定しています。パワーウインドウの評価は、全クラス共通で次のように定められています。
1年 | 2年〜 | |
---|---|---|
1ヵ所 | 20,000円 | 10,000円 |
パワーバックドアを含み、1か所単位で査定の評価が行われます。例えばフロントとリアの4か所に装備されている場合で2年落ちの車は4万円(1万円×4か所)のプラス査定になります。
ただし、車のグレードにより標準で装備されている場合はパワーウインドウ単体の査定は行わずに、グレード単位の査定評価となります。
故障している場合はマイナス査定
パワーウインドウが故障している場合は修理をする必要があるため、修理費用分がマイナス査定となります。査定評価は買取会社により判断がことなるため、若干の差はでてきます。
修理しないで査定に出した方がお得
パワーウインドウが故障している場合は、修理をするか、あるいは売却(あるいは廃車)してしまうか悩むところであります。
もし年式や走行距離が高い場合は、1か所修理してもいずれ別の箇所が故障するリスクもあります。そうなると修理費がどんどんかさむことになるため、売却の道も考えてみるのも手です。
売却するならできるだけ高く売れれば良いものですが、故障個所を事前に修理してから査定に出した方がお得かどうかで悩む方もいますが、間違いなく「修理しないで査定に出す」ことをおススメします。
修理したとしても、標準装備の車種であればプラス査定になることはありません。標準装備でない車種であっても最大で1か所約2万円のプラス査定にしかならないので、修理費用の方が高くついてしまいます。
「修理しないで査定に出す」ことは、パワーウインドウに限らずすべてのパーツに言えることですが、査定では例え故障していたとしても現状のまま査定に出したほうが賢明な判断といえます。
車を高く売る方法
パワーウインドウが故障している場合、あるいは正常な場合でも、売り方次第で査定額に大きな差がでてきます。
まず、売り方として買取会社に売却する「買取」か、ディーラーでの「下取り」かの2つがありますが、間違いなく前者の「買取」の方が高い査定額になります。
車を高く売るときに大切なのは、いくらの査定額が「高い」のかを知ることであります。そのために重要なのが、査定見積もりを多く集めることです。(買取、下取りにかかわらず集めて良いです)
故障が原因で査定額に影響がでるのは避けられませんが、買取会社によって故障の修理に要する費用がことなるため、査定額に差が出てきます。また、買取会社によって買取を強化している車種やグレードがある場合も多く、その時は高い査定額を出してきます。
仮に1社のみ査定見積をしてもらった場合、その査定額が高いのか低いのかの判断ができません。少なくとも2~3社の査定見積を集めることができれば、どの会社が一番高い査定額かをカンタンに見つけることができます。
査定額は多いときで数十万円の差がでます。査定見積もりを集めないということは、本来手にいれるはずだった数十万円を自ら放棄することになってしまいます。
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