走行距離の査定評価は車のクラスによって変動する
車を査定で主なポイントとなるのは、車種、グレード、年式、そして走行距離です。
走行距離とは、そのまんまですが、車が納車されてからどれくらいの距離を走ったかを計測した数字です。単純な数字なので、この走行距離だけでは、車の良し悪しを評価することはとても難しいです。
ただし、一般的には「5万km」や「10万km」といった走行距離がひとつのターニングポイントとなっており、査定評価もガクっと落ちる傾向にあります。
走行距離は年式と照らし合わせて評価する
例えば走行距離が5万kmの車が2台あるとして、それぞれの年式が2010年と2015年だったとすると意味合いが大きく違ってきます。
年式が新しいからといって走行距離が少ないかといえば、そうは言えません。長距離を走る方なら納車1年で5万km以上走る人もいるでしょう。
一方、ほとんど運転しない人や、普段は土日しか運転しなくて運転は都心が中心の人は、10年落ちでも5万km未満ということもあります。
走行距離だけをみても、良いか悪いかは一概に言えません。査定では、年式と照らし合わせて、どれくらいの走行距離なのかを判断する必要があるのです。
走行距離と年式の評価は、車のクラスで変動する
走行距離と年式が同じであっても、車には大きい車両から小さい車両まで幅広く存在します。例えば1000万円以上するトヨタのセンチュリーとダイハツの軽自動車が例え走行距離と年式が同じであっても、同じ査定金額になるのはちょっと違和感があります。
なので、走行距離と年式の査定では、車のクラス別でカテゴリー化されていて、それぞれのクラスで査定評価の基準を設けているのです。
国産車の場合、8つのクラスで格付けされています。
(高い)特C ⇒ 特B ⇒ 特A ⇒ Ⅰ ⇒ Ⅱ ⇒ Ⅲ ⇒ Ⅳ ⇒ 軽自動車(低い)
クラスは、排気量別で格付けされています。
ランク | 排気量 |
---|---|
特(A,B,C) | 3,000cc以上 |
Ⅰ | 3,000cc~2,000cc |
Ⅱ | 3,000cc~1,800cc |
Ⅲ | 2,000cc~1,500cc |
Ⅳ | 1,800cc~1,000cc |
軽自動車 | 660cc |
クラス別の走行距離の査定
例えば各クラス別で、5年落ちの査定の加減点(金額)は以下のようになります。
ランク | 査定評価 | ||
---|---|---|---|
3万km | 5万km | 8万km | |
特C | +100,000円 | 0円 | -365,,000円 |
特B | +100,000円 | 0円 | -365,000円 |
特A | +75,000円 | 0円 | -275,000円 |
Ⅰ | +65,000円 | 0円 | -235,000円 |
Ⅱ | +45,000円 | 0円 | -170,000円 |
Ⅲ | +35,000円 | 0円 | -130,000円 |
Ⅳ | +30,000円 | 0円 | -105,000円 |
軽自動車 | 0円 | 0円 | -100,000円 |
査定評価のプラスとマイナスは、クラスが高いほど幅が大きく、クラスが低いほど幅が小さいことが表でわかります。査定は、車両価格から「率」で計算されます。そのため、価格が高い高級車(クラス)ほど幅が大きくなります。
5年落ちの車はすべてのクラスで査定評価が「0円」となっています。走行距離の目安として、年間1万kmが標準とされているためです。走行距離が8万kmの場合、すべてのクラスでマイナス査定になっています。5年落ちの標準の走行距離が5万kmですので「3万kmオーバー」したぶんが査定に響いた結果です。
クラスと走行距離に関する詳細は以下のページもあわせて参考にしてください。
⇒自分の車の「クラス」を知って査定に挑む
⇒走行距離は査定にどれくらい影響するか?
走行距離はが少ないからといって性能に問題がないわけじゃない
車は運転していないと劣化します。エンジンをかけないことでの排気管などにある水分が蒸発しないため、さびがついてきます。また、都市部での街乗りはスピードを出すことができず、低速での走行を続けるためエンジンに負担がかかります。
これら車は、年式が古くても走行距離は少ないケースになりますが、決して良い状態の車とは言えません。
年式と比較して適度な距離を走行している車がベストな状態といえます。
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