タイヤのクラック（ヒビ割れ）は５レベルで寿命を判断する

車のタイヤは様々な素材が混合されたゴム製品です。ゴムの特性で年数が経ったリ、使用する状況によって劣化が進みます。

劣化するとクラック（ひび割れ）が側面に出てきます。クラックが深刻になった状態で走行すると突然バーストする可能性があるので交換が必要があります。

クラックは５レベルで寿命を判断する

タイヤは劣化するとともに徐々にクラックが発生します。クラックの進行度によってタイヤの寿命を見分けることができます。

クラックの発生レベル

出典：日本自動車タイヤ協会

日本自動車タイヤ協会では、上記の通り５段階の発生レベルに分けてアナウンスしています。とても分かりやすいですね。

レベル１～２は初期のクラックです。性能的に特に問題がないので走行を続けて問題ありません。

レベル３～４は中期のクラックです。走行しても問題ありませんが、クラックの割れ目からタイヤ内部のコード（カーカス）が見える状態まで達すると交換時期になります。

レベル５は末期症状です。間違いなくコード（カーカス）が見えている状況でいつバーストしてもおかしくない状態です。

クラックが発生する４つの原因

クラックは使用状況によって発生し成長が早まることがあります。クラックが発生しやすい主な４つの原因をご紹介します。

１．空気圧の不足

ここまでたわむとパンクの域ですが・・・

タイヤの空気圧が基準値を下回っている場合、底が重さでたわんでしまいます。

たわんだ状態で走行を続けるとタイヤに亀裂がはいりやすくなるためクラックの発生する原因になってしまいます。

なお、タイヤの空気圧は自然と抜けてしまうため、知らず知らずのうちに空気圧不足に陥ってしまいます。できれば月１回に空気圧をチェックすると良いでしょう。

２．過度な洗車

タイヤ専用の洗剤やケミカル剤を過度に使用するとゴムの劣化が促進されやすくなります。

また、ツヤ出し剤の使用も同様に過度に使用するとタイヤにダメージがかかり劣化の原因になります。

タイヤを洗うときはできるだけ中性洗剤を使用すると最善です。ただしいずれにしても溶剤がタイヤに付着したままだと劣化の原因になるので綺麗に洗い流すことが大切です。

３．直射日光や雨

ゴムは自然に変質してしまいますが、直射日光や熱、油類にさらされると劣化が早まる性質があります。

車は野外で使用するなので、これらを避けることは難しいですね。

例えば冬用タイヤなども同様に野外で野ざらしにしていると劣化が早まります。可能であれば直射日光を避けて保管用カバーをかけるとゴムの変質は遅くなるので効果的です。

４．あまり車を使用していない

タイヤは適度に走行し使用することで弾力性を維持するこちができます。逆に走行をしないで放置していると硬化してしまう性質があります。

加えて空気圧も自然と抜けてしまうため、「硬化+空気圧不足」の状態でいきなり走行をしたときのタイヤのダメージは想像に難しくないかと思います。

タイヤの劣化を遅くするには適度に走行し使用することが大切なのです。

修理費が高い場合は乗り換えも検討する

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修理して乗り続けるのはコスパも良いですが、場合によっては売却して乗り換えたほうがお得なことも。

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